

大阪・関西万博。今回は、シグネチャーパビリオンの中で注目を集める河森正治プロデュース「いのちめぐる冒険」。こちらのパビリオンは大きく分けて3つの体験エリアで構成されていますので、詳しくご紹介していきましょう。

【シグネチャーパビリオン 河森正治「いのちめぐる冒険」について】
「マクロスシリーズ」「アクエリオンシリーズ」などで知られるメカニックデザイナー・アニメーション監督の河森正治氏が手掛けるこのパビリオンは、「いのちを育む」をテーマに、人間中心からいのち中心へのパラダイムシフトと、いのちを守り育てることの大切さを訴えかけることを目指しています。

パビリオンの外には、テーマシンボルとなる高さ3.5mの「いのち球」が展示されており、その存在感は見る者を惹きつけます。

「いのちめぐる冒険」は、大きく分けて3つの体験エリアで構成されています。

【要予約!「超時空シアター499秒 わたしの合体」撮影禁止】

まずご紹介するのは、事前予約が必須の「超時空シアター499秒 わたしの合体」です。
ここからはネタバレを含みますので、ご注意ください!

このシアターは撮影禁止。30人がカメラ付きVRヘッドセットを装着し、壁を背にして円の中心を向くように着席します。「超時空デバイス」と名付けられたヘッドマウントディスプレイを装着すると、中心部に超時空空間のゲートとなる水の球が出現。さらに、両手を合わせて広げると手の中に小さな水玉が出現し、これを中央の水の球に押し出すことでゲートが大きくなっていきます。十分な水玉が集まると、ついにゲートがオープン!現実と仮想、過去と未来、時間と空間を超えた「いのちめぐる冒険」の旅が始まります。MR(複合現実)と一体感、そしてVR(仮想現実)の没入感が融合した、宇宙スケールの食物連鎖を同時体験できる、イマーシブな展示です。言葉では表現しきれないほどの感動が待っていますよ!

【身体で感じる「ANIMA!」撮影OK!】

次におすすめしたいのが、撮影可能な「ANIMA!」です。

こちらは約8分間、床振動による演出も楽しめるエリアとなっています。
車椅子の方や妊娠中の方など、振動が苦手な方のために振動なしの体験エリアも用意されているので、どなたでも安心して楽しめます。
※動画撮影については、他のお客様の顔が映り込まないよう、細心の注意を払い、主に空間の様子を中心に撮影しています。
「ANIMA!」では、場内各所に紗幕、壁面に鏡が貼られたシアター内で映像を体験します。
地面にはソニーの「床型ハプティクス」が仕込まれており、映像や演出に合わせて足元から心地よい振動が伝わってきます。
小さな可愛らしいキャラクターが画面いっぱいに登場し、一斉にジャンプする場面では、まるで彼らがコロコロと跳ね回っているかのような振動が足元から伝わってきて、本当にその場にいるかのような没入感を味わえました。
視覚だけでなく、身体全体で「いのち」の躍動を感じられる、心温まる体験です。

【予約不要で立ち寄れる「リアリティ展示」撮影OK!】

最後に、予約不要で気軽に立ち寄れる「リアリティ展示」をご紹介します。

このエリアの見どころは、生物多様性を合体・変形させた象徴である「いのち球」です。河森氏がコンセプトスケッチを手掛け、海洋堂が原型を作成したこのシンボルは、生命の力強さと美しさを表現しています。間近で見る「いのち球」は、その造形美とメッセージ性に深く心を打たれることでしょう。

【シグネチャーパビリオン 河森正治「いのちめぐる冒険」 基本情報】
| 所要時間 | 「超時空シアター499秒 わたしの合体」約45分 (演出時間 約12分)、「ANIMA!」約30分 (演出時間 約8分)、「リアリティ展示」約15分~30分 |
| 開館時間 | 9:00 ~ 21:00 |
| 場所 | シグネチャーゾーン X06 |
| 入館方法 | 〇(事前予約)/〇(当日登録)/〇(一部自由入場エリアあり) |
| HP | 公式サイト |
【地図】
【まとめ】
「いのちめぐる冒険」は、最新技術を駆使しながら、私たちにとって最も身近でありながら奥深い「いのち」について深く考えさせられる、示唆に富んだパビリオンです。ぜひ、大阪・関西万博を訪れる際には、河森正治氏が描く壮大な「いのち」の世界を体験してみてください。

このブログ記事が、皆さんの「いのちめぐる冒険」体験の一助となれば幸いです!最後までご覧いただきありがとうございます。下記に周辺スポットや関連情報もございますので、ご参考ください。

