万博のセービングゾーンS03に位置するチュニジアパビリオン。「北アフリカの宝石」と称されるチュニジアの豊かな歴史と美しさ、そして未来への取り組みを五感で体験できる、魅力あふれる空間が魅力です。今回は、その見どころをたっぷりご紹介します！
【チュニジアパビリオンについて】
チュニジアは、北アフリカに位置し、地中海とサハラ砂漠に面した国。地中海を挟んでマルタやイタリアにも近く、古代ローマ時代のモザイク芸術やイスラム美術の影響を色濃く残す美しい国です。
自由入場型の小型パビリオンながら、そのコンテンツの充実度から連日多くの来場者で賑わっています。行列はできますが、オペレーションがスムーズで回転が良いのが特徴。私が入場した際も、待ち時間はわずか15分程度でした。一度に30人ほどが入館できるので、思ったよりもスムーズに進みますよ。
入口では、職人さんが小さな壺を実演で作っていて、その手元に見とれているうちに、あっという間に順番が回ってきました。待ち時間も楽しく過ごせる工夫が嬉しいですね。
【ネタバレ注意！パビリオン内部の魅力に迫る！ジャスミンの香りに包まれる異空間】
ここからは、パビリオン内部の具体的な内容に触れていきますので、これから訪れる方はご注意くださいね！
中に入るとまず、映像を鑑賞します。
チュニジアの歴史から、これからの農業プロジェクト、医療に関する最新の取り組みまで、多岐にわたる紹介が繰り広げられます。
次の映像では、ジャスミンに包まれた胎児の幻想的な映像と、チュニジアの美しい風景が映し出されます。
映像を見終えると扉が開き、次のエリアへ。
そこは、満点の星空が広がるサハラ砂漠の映像に囲まれた通路。
パビリオン全体にほんのりと漂うジャスミンの優しい香りが空間を包み込み、まるで本当に異国の地に足を踏み入れたかのような感覚に浸れます。チュニジアの国花であるジャスミンの香りが、より一層気分を盛り上げてくれました。
通路の突き当りには、2体の人の頭部に光る穴が。
そこを覗き込むと、中にサハラ砂漠の絶景が広がっている仕掛けは、まさに圧巻です。
次のフロアでは、偉大な学者たちの功績が紹介されています。歴史の父Ibn Khaldun、ワクチンや生物学の父Louis Pasteurといった偉人の紹介に加え、空気から飲み水を生成する「KUMULUS」という最先端技術も紹介されており、チュニジアの多様な魅力を感じさせてくれます。
【食とショッピングも充実！幻のレストランが復活！】
展示を見終えると、右手が「出口」の通路、左の通路が「カフェ待ち列」と道が分かれます。
この規模のパビリオンでは、展示を見て終わりという場所が多い中で、チュニジアパビリオンの人気の秘密は、ここから物販と飲食のコーナーがある点です！
この物販と飲食のコーナーのみの利用はできないため、パビリオン入口から入場しないと利用できないという、一方通行のシステムも特徴です。
私はまずチキンサンドイッチ（800円）を購入し、その美味しさに感動して、クスクス（2,000円）も追加で購入してしまいました！
スタッフの方に尋ねてみると、なんと、チュニジア出身の情熱的なシェフが創業した、今はなき幻のレストラン「CARTAGO RESTO」が、この大阪・関西万博のために期間限定で復活営業しているとのこと！これは見逃せません。
チュニジア館の中には、椅子はありませんが、クッションに座って食事ができるスペースがあり、丸いテーブルを囲んで食事を楽しむことができます。
椅子が必要な方のために、テーブルはないですが端に椅子も用意されていますよ。
ショップでは、チュニジアの雑貨がずらりと並んでいます。
他にも、職人さんがその場で名前を入れてくれるブレスレットも。
美しいモザイク製品も魅力。
オリーブの木で作られたまな板やスプーンなどの食器。
陶器、ガラス製品など、魅力的な商品がずらりと並んでいます。
シルバーハンドメイドも素敵です。
見ていると本当にチュニジアに来ているような気分を味わえます。
お土産選びも楽しめますね。
【ジャスミンの回廊で癒される出口】
出口は、チュニジアの国花であるジャスミンの回廊になっており、最後の最後まで癒しの空間が広がっていました。ほんのりとしたジャスミンの香りに包まれながら、パビリオンを後にすることができます。
【チュニジアパビリオン 基本情報】
| 所要時間 | 15分 |
| 開館時間 | 9:00 ～ 21:00 |
| 場所 | セービングゾーンS03 |
| 入館方法 | 〇（自由入場） |
| HP | 公式サイト |
【地図】
【まとめ】
チュニジアパビリオンに行かれる際は、ぜひ時間に余裕を持って、展示だけでなく、食事やショッピングも楽しんでみてください。きっと、チュニジアの奥深い魅力に触れることができるはずです！最後までご覧いただきありがとうございます。下記に関連情報もございますのでご参考ください。
