愛媛県今治市にある湯ノ浦温泉。その地に佇む「汐の丸」は、村上水軍の魅力を感じ取れるリゾートホテルです。館内にあるレストランでは、村上海賊が戦勝の祝いで食したとされる宝楽焼きなどの他、今治ならではの郷土料理も楽しめるのも魅力です。では、雰囲気など詳しくご紹介していきましょう。
【瀬戸内の水軍浪漫をたどる宿 汐の丸 について】
記念日の宿、海栄RYOKANS グループのホテルで、地域ごとに個性があるのが特徴。こちらの「汐の丸」は、かつて瀬戸内海の島々を舞台に活躍した海賊衆、村上水軍の故郷である今治市にあるリゾートホテルです。四国の中で最初に国民保養温泉地として指定された「湯ノ浦温泉」にあり、館内は村上水軍の歴史と、瀬戸内海の魅力をたっぷりと体感できる雰囲気。まるでタイムスリップしたかのような感覚で楽しめました。
【フロント】
まずはチェックイン。フロントは天井も高く広々としています。
【ロビー】
フロントの隣にゆったりとしたロビーがあり、待合場所として利用できます。
【キッズスペース】
ロビーの隣には、子どもが退屈しないようにキッズスペースもあるのが嬉しいですね。
【売店・お土産】
フロントの向かいに売店があり、今治タオルをはじめ様々なお土産が並んでいます。
今治名物「鉄板焼き鳥」のチップスもあります!
愛媛県限定の商品なので食べておきたいですね!
焼き鳥の風味とサクッとした食感がクセになります!
【村上海賊コーナー】
「汐の丸」には村上海賊についてのコーナーがあり、日本の海賊は決してパイレーツではなく、文化人であったことなど詳しく紹介されています。
村上海賊が使用した軍船の模型。
日本遺産となっている村上海賊について書かれています。
村上水軍の歴史は吉野に後醍醐天皇の皇居があった南北朝時代に遡ります。
村上海賊の秘密について、わかりやすく解説されています。
本屋大賞を受賞し、100万部を突破した時代小説の超大作「村上海賊の娘」の作家、和田 竜さんのサインもあります。
村上海賊に関するスポット、「村上海賊ミュージアム」、「因島水軍城」などのパンフレットなども並んでいます。
【お好み浴衣処・アメニティ】
1Fで好みの浴衣とアメニティを持って部屋に向かいます。
【2F・3F 客室】
浴衣を選んだらお部屋へ。
私たち家族が選んだのは和洋室。落ち着く畳とベッドがあるお部屋です。
和洋室の場合はツインベッドになります。
テラスもあり、向かいには綺麗な建物が。フロントの方にお訊きしたところ今治市に本社を構える、日本食研の研修センターとのことでした。
洗面所にはタオルやドライヤーもあり。歯ブラシなどのアメニティは1Fの浴衣処から持ってきます。
部屋にもお風呂がありますが、温泉が楽しめる大浴場がおすすめです。
【2F 大浴場・露天風呂】
温泉療法医がすすめる名湯百選のひとつ「今治 湯ノ浦温泉」。
泉質は低張性弱アルカリ性冷鉱泉で、泉温は19度。夏場は源泉そのまま入りたい温泉ですが、加温されており広々とした大浴場でゆったりと寛げます。
露天風呂もとても静かで、少し癒しのBGMが欲しいほど。リラックスして日頃の疲れを癒すことができました。
【1F レストラン 宴会場 瀬戸の間】
食事は1Fにあるレストラン「宴会場 瀬戸の間」へ。
広々とした宴会場。まずは自分たちのテーブルに座ります。
【夕食】
時間になると、グループごとに料理がテーブルに並べられています。
「磯花の膳」。お品書きが用意されているのも親切ですね!料理内容は季節によって変わるものもありますので、ご参考程度にして下さい。
まずは先付け。しそ白魚、うぐいす豆腐、ミニ三色団子、鰆けんちん、鰯のマリネ。「朝凪ぐ瀬戸の小径の恵み」をテーマに、春を感じる爽やかな料理です。
鯛、カンパチ、鮃、シマアジのお造り4種盛り。「船折潮流の覇者」をテーマに、瀬戸内で水揚げされた新鮮な高級魚。ほどよい脂でうまみのあるタイやカンパチ、コリコリ食感の珍味ヒラメ、絶品のシマアジを紅蓼と共に美味しくいただきます。
春野菜と鰆の磯鍋。「海賊衆の敵は人のみにあらず」をテーマに、鰆、筍、菜の花、桜麩、ワカメ、海苔の甘みや食材のうまみたっぷり!バランス良い出汁が美味しく、落ち着きます。
ドリンクは最初はビールをいただきましたが、美味しいお魚と一緒にいただきたい日本酒にチェンジ!
ここで地酒の酒仙栄光の純米大吟醸、松山三井。淡麗なあじわいの中にうまみもある辛口の日本酒。精米歩合50%でコスパ良く、飲みやすいので魚との相性も抜群!
そして名物「宝楽焼き」が登場!村上海賊の戦勝祝いの料理とも言われ、海の幸を熱々の小石の上で蒸す豪快な一皿。新鮮な魚介の旨みが凝縮され、素材本来の味を堪能できます!
お品書きにない、今治名物「鉄板焼き鳥」も提供されました!鶏のモモやムネ、皮とキャベツを鉄板で豪快に焼き上げ、甘みのあるタレでいただきます。
「鯛釜飯」。ほっくほくの釜飯で、鯛のうまみたっぷり!
「瀬戸内に煌めく魚介の恵みを」をテーマとした鯛釜飯で、うまみと香りが食欲をそそる、おこげはクセになる美味しさ!
吸物。心落ち着く春の恵みで、ほっこりひと休み。香物2種でお口直し。
夕食の最後は、クリーム苺大福。お茶と一緒に、甘さとほどよい酸味のある苺で奥深い味わいに。〆に嬉しい海風香る甘味処。
レストランのスタッフは感じが良い方が多いのが印象的。私がカメラで撮影をしていると「お写真お撮りしましょうか?」とお声をかけて下さり、両親と思い出に残る写真を残すことができました。サービス良く大満足の夕食でした。
【朝食】
ビュッフェと組み合わせており、朝食もとても良かったのでご紹介していきましょう。
翌朝、温泉に入ってからレストランへ。
時間に行くと、前菜やお刺身、デザートはふたを閉じられた状態でテーブルに並べられていました。
サラダは自由で、胡麻や野菜ドレッシングでいただけます!
ご飯も郷土料理で楽しめるのも嬉しいサービス!
愛媛県の郷土料理「ひゅうが飯」。
瀬戸内の新鮮な魚を「汐の丸特製の甘口タレ」に漬け込んでいます。
こちらをご飯のうえにのせて漁師飯に。魚のうまみとタレの甘さでガンガンいける美味しさ!
2杯目はこちら!
今治生まれの「焼豚玉子飯」。
薄切りの焼豚と半熟の目玉焼きをご飯の上にのせた丼物料理。甘辛いタレに焼豚のうまみ、玉子の甘さのバランスがいいですね!
しっかりボリュームある朝食で大満足!
【その他・サービス】
朝食後は1Fのお食事処 来島の前で、コーヒーが提供されています。
コーヒーの他、ココアや紅茶も提供されているのが嬉しいサービスですね!
コーヒーはお部屋に持ち帰って、ゆったりといただきました。
その他のドリンクは、1Fに自動販売機コーナーがあり、購入することができます。
いや~思い出に残る素敵なお宿でした。また泊まりたいと思います。
【瀬戸内の水軍浪漫をたどる宿 汐の丸 基本情報】
住所 | 愛媛県今治市湯ノ浦 30番地 |
電話番号 | 0898-47-0707 |
HP | 公式サイト |
【オフィシャル SNS】
ホテルアジュール 汐の丸 フェイスブック | |
記念日の宿 汐の丸 湯ノ浦温泉 インスタグラム | |
X(旧 Twitter) | ホテルアジュール 汐の丸 X |
【地図】
【駐車場・駐輪場】
駐車場無料完備。サイクリングで利用される方も多く、駐輪も可能です。
【まとめ】
汐の丸は、かつて瀬戸内海の島々を舞台に活躍した村上水軍の故郷である今治市にあるリゾートホテルです。家族でゆったりと過ごし、素敵な思い出を作ることができました。海外からの団体観光客も多く訪れていましたが、入替制のおかげで、落ち着いて食事を楽しむことができました。
最後までご覧いただきありがとうございます。下記に周辺スポットや関連情報もございますのでご参考下さい。
ホテルアジュール 汐の丸 (ホテル / 伊予桜井駅)
夜総合点★★★★☆ 4.3