しまなみ海道随一の絶景スポット亀老山展望公園。来島海峡大橋を一望できる展望台は、建築家である隈研吾氏が設計したもので、美しい景色と一体化しており絶妙なコラボレートとなっています。では、詳しくご紹介していきましょう!
【亀老山展望公園について】
亀老山は、愛媛県今治市の大島にあり、しまなみ海道の大島と四国を結ぶ来島海峡大橋を眺めることができる展望台です。標高307.8mの亀老山にある公園で、しまなみ海道の大島南インターチェンジから車で約10分程度で山頂に行くことができます。展望台は建築家の隈研吾氏が携わり、近未来的なデザインは360度見渡せるように「見えない建築」という大胆な発想で設計されています。
【亀老山の由来】
愛媛県今治市吉海町にある亀老山は大亀山とも言い、しまなみ海道の大島南インターチェンジから車で約10分程度のところにある標高307mの山です。展望台と駐車場の間にある売店の隣には大きな亀老が鎮座しており、亀老山の由来が記されています。「今から約1300年ほどの昔、風来僧が大島の海岸にある洞窟で、光り輝く黄金色の観音像を背負った大亀を見つけた。そこで風来僧はその観音像を持ち、この山に登って七堂伽藍を建立して崇拝するようなったとのことです。それ以降この山は亀老山と呼ばれるようになったようです。」
【建築家 隈 研吾 氏による見えない建築】
474mある亀老山の展望台は、建築家の隈 研吾 氏による1994年3月の作品。当時、亀老山の山頂は水平にカットされた公園であった。その部分をもとの山頂の地形に修復して植栽を施し、その地形にスクリットをあけ、その中にひと続きのシークエンスを持った展望台を埋蔵。凹型の孔のような形状意を有する「見えない建築」という大胆な発想を形にした建築物で、見事360度見渡せる展望台が完成した。1995年にJCDデザイン賞95文化・公共施設部門最優秀賞を受賞した名作。日本建築学会優秀建築物として、建築士も注目の施設です。
緩やかな階段で登りやすいのも嬉しいですね!
展望台からは来島海峡大橋や四国方面を眺めることができる絶景スポット。
【亀老山展望公園売店 名物玉藻塩アイス】
駐車場からすぐのところにある亀老山展望公園にある売店。天然果汁100%の手作りアイスクリームがウリで、名物は玉藻塩です。
【手作りアイスクリームのメニュー】
バニラ | チョコチップ | バラ |
抹茶 | 名物 藻塩 | デコミカン |
ブルーベリー | イチゴ | 伯方の塩 |
手作りアイス(ジェラート)は、上記の他にイチジクや期間限定でサクラもあり、シャーベットはレモン、みかん、デコポンもあります。各400円※価格等の情報は2020年現在のものです。
名物は藻塩です!海藻を使って海水の石灰等を取り除き、手間暇かけて作った天然の塩。普通の塩のようなしょっぱさが少なく、ふんわりとろけるアイスクリームと藻塩のまろやかさが好相性!オススメです!
【亀老山展望公園 基本情報】
住所 | 愛媛県今治市吉海町南浦487番地4 |
お問い合わせ(今治市役所) | 0897-84-2111 |
営業時間 | 24時間・無休 |
入園料 | 無料 |
駐車場 | 普通車18台・大型6台完備 |
お昼前から夕方にかけては人が多く、駐車場の混雑時は待ち時間が発生する場合があります。
【アクセス】
しまなみ海道の大島南ICより車で約10分、大島北ICより車で約20分。
【地図】
【グッドポイント】
しまなみ海道の絶景スポット | 隈研吾氏の設計による建築物が見れる |
名物藻塩ジェラート | 入園無料 |
【まとめ】
日本建築学会優秀建築物である、隈研吾氏による「見えない建築」が見れ、しまなみ海道の絶景も見渡せるスペシャルなスポットです。亀老山展望公園内にある売店の手作りアイスクリームも好評で、名物の藻塩アイスは必食です!
【周辺スポット・グルメ】
亀老山展望公園内にはアイスクリームが販売されている売店はありますが、食事ができるレストラン等はございません。近くでしたら、車で約10分程度になりますが「道の駅よしうみいきいき館」があり、食事ができる他、お土産も販売されています。
亀老山の道中では、能島村上氏の伝説的武将である村上義弘の墓や菩提寺とされる高龍寺もあります。また、大島の東部には能島村上水軍に関する資料を展示する「村上水軍博物館」もありオススメです!