

住所非公開、電話番号も非公開で、完全予約制のMべっ邸は、足を踏み入れるだけで非日常の世界へ。料理人が創り出す、独創的な和食と厳選された日本酒のマリアージュを体験。今回はMべっ邸の予約方法から店内の様子まで、とことんご紹介していきます。

【Mべっ邸 について】
通天閣の喧騒を離れ、ひっそりと佇む隠れ家、Mべっ邸。半分閉ざされたシャッターが、まるで秘密の扉のよう。足を踏み入れると、そこは日常を忘れさせてくれる、大人のための美食空間。料理人が奏でる、五感を刺激するパフォーマンスと、独創的な創作和食が食通たちを魅了します。特に、日本酒好きにはたまらない、こだわりの日本酒とのマリアージュは必見です。

【Mべっ邸 基本情報・予約方法】
住所 | 非公開 |
電話番号 | 非公開 |
営業時間(2部制) | 【第1部】18:00~【第2部】20:30~ |
HP | 公式サイト |
定休日 | 日曜・祝日 |
限られた人にしか知られていない予約方法 | 公式予約ページ |

【Mべっ邸 最寄り駅】

大阪メトロ堺筋線「恵美須町駅」3番出口より徒歩3分。

【Mべっ邸 地図】
住所非公開ですが、Googleマップ等のクチコミサイトには住所が記載されています。

【Mべっ邸 アクセス】

恵美須町駅からだと「通天閣本通」を歩き、通天閣方面へ。

通天閣の近くにある隠れ家、「Mべっ邸」。Googleマップのナビを頼りに、Mべっ邸があるはずの路地までたどり着きました。半分だけシャッターが下りているため、一般の通行人はここが飲食店とは気づかないでしょう。

室外機が縦にずらりと並んでいるのを見て、これは一般の家ではないと気づき、半開きのシャッターをくぐりました。

半開きのシャッターをくぐるとそこには、重厚感のある扉が。ドキドキしながら重厚な扉を開けると、そこは想像をはるかに超える空間が。
【Mべっ邸 店内の雰囲気】
店内に入ると、スタッフの方々が笑顔でお出迎えしてくださいました。

店内はカウンター席が12席あり、日本酒がずらりと並んでいます。手荷物は、席の後ろにあるカゴに入れることができました。私は1番に入店しましたが、後からお客さんが次々と入り満席になりました。
【Mべっ邸 コースメニュー】

コースは4種類あり、今回はドリンク付きのおまかせペアリングコースを予約しました。Matt氏セレクトの日本酒10種と、旬の食材を使った8品のお料理が楽しめる贅沢なコースです。コース内容は季節によって変わりますので、詳細は公式予約ページでご確認ください。
【Mべっ邸 ペアリングコースの流れ】

照明を落とした店内は、しっとりとした隠れ家ならではの大人の空間。カウンター越しに、職人が手際よく料理を仕上げていく様子を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。まずは、蜜柑の食前酒で爽やかなひとときを味わいます。
【鍋島・鰹のタタキ だし醤油漬け】

続いては、佐賀の誇る銘酒、鍋島。

この一口から、日本酒と創作和食の至福のペアリングが幕を開けます。口の中に広がる芳醇な香りと、ほどよい甘みが五感を研ぎ澄ませます。

1品目は、宮城県産鰹のタタキ だし醤油漬け。宮城県産の新鮮な鰹を職人が丁寧にタタキにした一品。醤油ベースの特製ダレに漬け込むことで、鰹の旨みがさらに引き立っており、鍋島の繊細な味わいも引き立て、お互いを高め合うまさに運命のペアリングとなっています。
【十六代 九郎右衛門・京料理 鴨饅頭】

続いて、にこやかな笑顔のスタッフさんが運んできたのは、十六代 九郎右衛門。

その美しい琥珀色の輝きが、目の覚めるような美しさです。

そして、2品目は京料理の真骨頂、鴨饅頭。京都の料亭で修業を積んだ職人の手によって丁寧に作られた逸品です。

ふっくらと蒸し上がった皮から、鴨の芳醇な香りがふわっと広がります。一口食べれば、口の中に広がる上品なうまみと、十六代 九郎右衛門の繊細な味わいが織りなすハーモニーは、まさに至福のひととき。
【族・トマトとオクラのにこごり】

3品目、純米酒『族』を手に、笑顔のスタッフ2人がポーズを決めてくれました。Mべっ邸では、まるで自分の家にいるように、写真も自由に楽しめちゃいます。

和歌山・雑賀の純米酒『族』とともにご提供するのは、トマトとオクラのにごり。

口にした瞬間、爽やかなジュレがとろけ、みずみずしいトマトの酸味が口の中に広がり、そこにオクラの香りがふわっと広がります。

この意外な組み合わせが、純米酒『族』のすっきりとした味わいを引き立て、爽やかなひとときを演出してくれます。
【仙禽・海鮮茶碗蒸し 穴子のせ】

4品目では、銘酒『仙禽』と、長崎県産の穴子を贅沢に使用した海鮮茶碗蒸しのマリアージュ。

冬眠前の天然に近い脂の乗った穴子の風味は格別。

口にした瞬間、ふっくらとした身からあふれ出すうまみが、上品な日本酒の味わいをさらに引き立てます。

この贅沢な組み合わせは、まさに至福のひととき。
【 田中六五・奥丹波鶏の鶏鍋】

5品目では、糸島産山田錦を100%使用した純米酒『田中六五』と、芳醇なうまみが特徴の奥丹波鶏を使用した鶏鍋の至極のペアリング。

目の前で調理される熱々の鶏鍋からは、鶏の芳醇な香りが食欲をそそります。

上品な味わいの『田中六五』。

鶏鍋のうまみをさらに引き立て、心も体も温まる至福のひととき
【魚沼清酒 純米大吟醸 たかちよ】

続いて登場したのは、新潟県魚沼産のコシヒカリを100%使用した純米大吟醸『たかちよ』。

口にした瞬間、華やかな吟醸香と米本来のうまみが口いっぱいに広がります。奥深い味わいと爽やかな後味が絶妙なバランスで、料理との相性も抜群です。
【天狗舞・Mべっ邸 オリジナルバンズのサバーガー】

6品目は、鯖の旨みがギュッと詰まった、サバーガー。自家製のバンズでじっくり焼き上げた鯖をサンド。

創作和食の枠を超えた、進化系の食体験に自然と笑みがこぼれます。

石川県を代表する超辛純米酒『天狗舞』とのペアリングは、サバの濃厚なうまみとキリッとした辛口の日本酒が見事に調和し、口の中に広がるハーモニーがたまりません。

【十ロ万】

福島県南会津の銘酒『十ロ万 純米大吟醸』が登場。スタッフの方々のノリノリなパフォーマンスに合わせ、私もついついグラスを傾けてしまいます。

爽やかな吟醸香が口いっぱいに広がり、米本来の旨みがじんわりと体に染み渡るような感覚。オリジナリティ溢れるサバーガーとのペアリングも絶妙で、日本酒の新たな魅力を発見できた気がします。
【プレミアム日本酒而今の酒蒸しつぶ貝のバター焼き・美丈夫 夢許 純米大吟醸】

いよいよ宴のピーク!三重を代表する銘酒『而今』を使った、酒蒸しつぶ貝のバター焼きは、まさに逸品。

バターの芳醇な香りと、プレミアム日本酒「而今」の華やかな香りが織りなすハーモニーは、口の中でとろけるような幸福感を与えてくれます。

そこに、世界三大珍味のキャビアが加わることで、贅沢さがさらに際立ちます。

この贅沢な一品に寄り添うのは、美丈夫の『純米大吟醸 夢許』。

Mべっ邸の店内には随所に「ドラえもん」のキャラクターがちりばめられていますが、その世界観に浸りながら味わう日本酒は格別です。酔いが進むにつれて、スタッフの方々がのび太くん、スネ夫、しずかちゃんに見えてきて、何とも夢の中にいるような楽しい食事になりました。
【焼き秋刀魚のにゅうめん】

北海道産の秋刀魚を香ばしく焼き上げ、上品な出汁がしみ込んだ温かいにゅうめん。秋刀魚の香ばしさと、ふっくらとした身の食感が、日本酒の優しい甘みと見事に調和し、体の中から温まります。
【〆 Mっ別邸 名物しらすいくら丼・雪だるま】

〆は、Mっ別邸の名物しらすいくら丼。

スタッフの方々の笑顔に包まれながらいただく食事は、心の底から温まります。

新鮮なしらすの上に、宝石のように輝くいくらをたっぷり。

体に染み渡るような『雪だるま』とのペアリングは、まさに至福のひととき。

【デザート 王秋梨・あざくら 裏★阿櫻 Blak 純米大吟醸 無濾過原酒】

デザートには、芳醇な香りととろけるような甘みが特徴の鳥取県産「王秋」の梨が登場。

この極上の梨を、深みのある味わいが魅力の「あざくら 裏★阿櫻 Blak 純米大吟醸 無濾過原酒」とペアリング。

口にした瞬間、梨の爽やかな甘みが口いっぱいに広がり、日本酒の豊かな香りが漂います。最後のひと口までじっくりと味わいたい、そんな贅沢なひとときでした。
【アンコール 梵】

Mべっ邸さんの粋な計らいで華やかに登場したのは、日本酒界のスター、梵!ライブのような盛り上がりに、お腹も心も満たされ、至福のひとときを過ごせました。大阪の街中にひっそりと佇む、Mべっ邸。まさに大人の隠れ家といった雰囲気で、また訪れたいと思える、そんな素敵なお店でした。
【まとめ・1分 動画】
日本酒の新たな魅力を発見させてくれるMべっ邸。その日のために厳選された日本酒は、口にした瞬間に心が弾むような奥深い味わいが特徴です。大阪の隠れ家ならではの温かいおもてなしと、ライブ感あふれるパフォーマンスも魅力のひとつ。美食と美酒、そして最高のエンターテイメントが融合した、忘れられない夜を過ごせました。予約困難なお店ですが、その価値は十二分に感じられるはず。「予約」をして訪れてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございます。下記に周辺スポットや関連情報もございますので、ご参考ください。