スポンサーリンク

宗派関係なく参拝できる四天王寺での経木流しの手順や見どころ

四天王寺の五重塔
おでかけぶろぐ管理人lago
おでかけぶろぐ管理人lago

和宗の総本山である四天王寺。まだ日本に宗派という概念がない時代、593年に日本仏教の祖でもある聖徳太子が建立。十七条憲法の第一条にある「和を以て貴しと為し、忤ふこと無きを宗と為す。」の「和」から和宗となり、様々な宗派の方が参詣されています。では、四天王寺で有名な供養行事、経木流きょうぎながしの手順や見どころなど詳しくご紹介していきましょう。

四天王寺
四天王寺の中門

【四天王寺の経木流しの手順について】

四天王寺
四天王寺の金堂

大阪市天王寺区で総面積33,000坪(約110,000㎡、甲子園球場の約3倍)の広さを持つ境内。用明天皇の第2子で、摂政として和の国を治められた厩戸王(聖徳太子)が建立された四天王寺。日本仏教の祖でもあることからどの宗派にも属さず、別格の本山として親しまれてきました。四天王寺では、宗派関係なく納骨・参詣できます。そういったことから、菩提寺が遠くてお墓参りできない時も、四天王寺(六時礼讃堂、北鐘堂、金堂)で経木を回向(えこう)(供養)し、亀井堂の霊水にお流しし、ご先祖の冥福をお祈りされています。では、ここからは経木お流しまでの流れをご紹介しましょう。

【六時礼讃堂にて回向】

四天王寺
六時礼讃堂

重要文化財である六時礼讃堂は境内の中央に位置し、薬師如来や四天王等が祀られています。回向(供養)、納骨などを行う四天王寺の中心道場で、様々な宗派の方が参拝されています。手前には、日本三舞台の一つ四天王寺の石舞台があります。こちらも重要文化財で聖徳太子の命日である4月22日に法要があります。(※日本三舞台は、四天王寺石舞台・住吉大社石舞台・厳島神社平舞台とされています。)経木流しは、1枚20円で経木を購入し、戒名または俗名を経木に書き、こちら六時礼讃堂にて回向していただいてから亀井堂に向かいます。

【経木お流し処の亀井堂】

四天王寺
四天王寺の経木お流し処

四天王寺の金堂の地下より湧く霊水が亀井堂に流れており、回向(供養)を済ませた経木を流せば極楽往生が叶うとされています。手順はまず、ご先祖様の戒名または俗名を経木(1枚20円)に書き、六時礼讃堂(5,000円~)または北鐘堂・金堂等(3,000円~)で回向していただきます。その後、こちらの亀井堂の霊水にて経木を流し、ご先祖様等の冥福を祈ります。事情があって菩提寺へお墓参りできない方も、四天王寺で先祖供養されています。私も2020年、コロナの影響で菩提寺がある愛媛に帰ることは遠慮し、四天王寺を参拝しました。※2020年はコロナ感染予防の為、お経木流しはお堂にお預けし、お流ししていただくようになっています。

四天王寺
四天王寺の経木お流し処

【四天王寺の見どころ】

四天王寺は境内の中心に伽藍(五重塔・金堂・講堂)がある他、極楽浄土までの道のりを表現した庭園もあります。ここからは四天王寺の見どころ、四天王寺参詣の目的などをご紹介していきます。

【中心伽藍 講堂・金堂】

四天王寺
四天王寺、中心伽藍 五重塔・金堂・講堂

手前から五重塔、金堂、講堂。五重塔の北側にある入口は開放されており、釈迦三尊の壁画と四天王の木像が祀られています。金堂の内壁には仏伝図が描かれ、講堂の内壁には、仏教東漸が描かれており、現世で人々が持つ悩みや苦しみを救う「十一面観世音菩薩」と、来世極楽に導く「丈六阿彌陀如来」が祀られています。

四天王寺、舎利出
四天王寺、舎利出

金堂では「舎利出(しゃりだし)」といい、聖徳太子が御感得された「南無佛のお舎利」を出し奉り、毎朝供養されています。参詣者はそのお舎利を頭上で頂くことで功徳があるとされています。舎利出の受付は11時半まで。堂内は聖域の為、帽子をぬぎ携帯電話の音は出ないようにし、お舎利を念珠や写真などにいただく場合は両手に乗せて上に掲げ、素手で受けないようお気をつけ下さい。

【北鐘堂・永代供養】

四天王寺、北鐘堂
四天王寺、北鐘堂

北鐘堂(黄鐘楼(おうしょうろう))は六時堂と講堂の間、亀井堂の西にあり、北の引導鐘や鐘つき堂と呼ばれています。お彼岸にはご先祖の供養でお参りする人々が鐘を突き、その音は極楽までも響くといわれています。

四天王寺、北鐘堂
四天王寺、北鐘堂

四天王寺の北鐘堂(きたがねどう)(北引導鐘堂)では、宗派問わず永代供養(えいたいくよう)を申込することができます。毎日供養する日牌(にっぱい)と、毎月の命日に供養する月牌(がっぱい)の2種類あり、日牌は1霊20万円、月牌は1霊10万円です。基本は戒名または俗名、命日、施主をメモに記載して北鐘堂に持参することになりますが、生前や四天王寺に納骨されてなくても申し込みすることもできます。※阿弥陀如来様のご分身を奉納する永代供養「永代阿弥陀如来奉安」は1霊20万円(阿弥陀如来図像作成料含む)、永代位牌を安置する永代供養「永代 位牌安置」は1霊35万円(位牌本体と位牌作成料含む)などもございますので、詳しくは北鐘堂でお尋ね下さい。ご質問・お問い合わせ先:四天王寺 北鐘堂TEL.06-6771-0066 また納骨は、宗派問わず四天王寺の合同墓である納骨総祭塔で、1霊10,000円から六時堂にて受付けています。

【南鐘堂】

四天王寺
四天王寺の南鐘堂

正式には鯨鐘楼げいしょうろうといい、設置させている鯨鐘は一般的な梵鐘より音が大きく、極楽浄土に通じると言われる。鯨鐘を撞くこともできるので、極楽浄土をイメージして撞いてみてはいかがでしょう。(※毎月21日は弘法大師会、22日は聖徳太子会で縁日の為、鐘撞はできないこともあります。2020年8月現在、中止となっております。)

【四天王寺宝持館】

四天王寺、宝持館
四天王寺、宝持館

入館料は、大人500円(高校生~大学生は300円、中学生以下は無料)。四天王寺が創建以来、継承してきた500点余りの国宝や重要文化財である寺宝を展示。聖徳太子の信仰をはじめ、歴史を感じ取りながら文化を学ぶことができます。

【四天王寺の石槽】

四天王寺
四天王寺の石槽

花崗岩かこうがんの一材を使い、丁寧に磨き上げられた珍しい石槽。四天王寺の西大門で手水鉢としてつかわれていたもので、鎌倉時代に制作されたものと思われます。

【本坊庭園 極楽浄土の庭】

四天王寺
四天王寺、極楽浄土の庭

極楽浄土の庭と言われ、人生を歩み極楽浄土までの道のりを表現した四天王寺ならではの庭園です。四天王寺の東側に庭園の入口があります。右手に受付があり、入園料は大人300円、高校生・大学生200円、小中学生100円となっています。

【五智光院】

四天王寺
四天王寺、五智光院

庭園入口にある重要文化財の五智光院。毎月2回、朝6時半~8時までの約1時間半、座禅の集いを開催。参加無料で、精神修養と仏教を身近に感じることができます。(※開催日は、HPのお知らせの中にある日程表で確認いただけます。)

【瑠璃光の池と薬師の滝】

四天王寺
四天王寺、極楽浄土の庭に流れる薬師の滝

瑠璃光の池に流れる薬師の滝。庭石で釈迦三尊を表現しており、極楽浄土を目指すよう励ましのお声を心で聴き、生き地獄を表現した白道を歩んでいきます。

【二つの河に挟まれた白道を歩き極楽の池を目指す】

四天王寺
四天王寺、極楽浄土の庭に流れる火の河

本坊庭園、極楽浄土の庭に流れる生き地獄の川のひとつ「火の河」。人生の逆境にある時の怒りや憎しみ恨みを表し、もうひとつの「水の河」は人生の順境にある時の貧欲を表しています。この二つの河に挟まれた白道を歩き、極楽の池に向かって歩んでいきます。

【極楽池と八角】

四天王寺
四天王寺の極楽池と八角

阿弥陀三尊を表現した庭石が浮かぶ極楽池。芳しい花や緑に包まれ、周囲には松下幸之助氏が寄贈した和松庵などの茶室も並び、まさに極楽。ルネサンス調の建築物「八角亭」は、1903年に開催された内国勧業博物館にあったパビリオンを移建されたもの。現存唯一のもので有形文化財となっています。

【四天王寺 基本情報】

住所大阪府大阪市天王寺区四天王寺1丁目11番18号
電話06-6771-0066
拝観時間お堂外24時間/お堂・中心伽藍・庭園8時半~16時/六時堂8時半~18時
HP和宗総本山 四天王寺のオフィシャルホームページ
※4月~9月、21日、会中などは30分延長されることがあります。

【四天王寺 地図】

【四天王寺 アクセス】

電車地下鉄谷町線、四天王寺夕陽ケ丘駅より南へ徒歩約5分。天王寺各駅より北へ約12分。
阪神高速14号、夕陽ケ丘出口or文の里出口より約10分。駐車場は、南大門タイムズ30分200円~
お彼岸、お盆、21日、会中などの繁忙期は電車がおすすめです。

【まとめ】

和宗総本山四天王寺では宗派問わず永代供養できる他、亀井堂での「経木流し」、金堂の「舎利出」、極楽浄土までの道のりを表現した本坊庭園「極楽浄土の庭」、国宝や重要文化財を見ることができる「宝持館」など見どころが沢山あります。当記事が少しでも、おでかけのご参考になれば幸いです。

【おでかけぶろぐTOP・その他情報】

「おでかけぶろぐ」トップ画面、その他の情報はコチラからご覧ください。

タイトルとURLをコピーしました