

世界中の約5,500種もの植物が集結する「咲くやこの花館」。1990年4月に開幕された国際花と緑の博覧会(花博)の時に開館し、今も地球上の様々な珍しい植物を見ることができます。では、エリアごとに詳しくご紹介していきましょう!

【咲くやこの花館について】
花博記念公園鶴見緑地の第2駐車場近くにある「咲くやこの花館」。日本国内最大級の大温室で、高さ約30m延床面積約6,890㎡(約2,080坪)あり、館内では熱帯雨林、乾燥地、高山などを再現し世界中の約5,500種類もの植物が集結!世界最大の花であるラフレシアなど、見逃せないポイントを押さえていきます。では、入館からご案内していきましょう!

【入館券うりば・料金表・各種割引について】
以前は販売窓口でしたが、現在は入口に自動販売機があり、そちらで入館券を購入します。

大人(高校生以上) | 500円 |
中学生以下 | 無料 |
障がい者手帳を持参・介護者1名 | 無料 |
大阪市内在住で65歳以上の証明持参 | 無料 |
年間パスポート・1年間フリーパス券 | 2,500円 |
【熱帯雨林植物室・ジャングルフロア】
入館してチケットを渡すと、左の通路に進み時計回りで歩いていきます。最初に登場するのは熱帯雨林の植物たち。ジャングルに生息する珍しい植物を見ながら自由に歩いていきましょう!

カトレア、バンダなどの熱帯雨林ならではの植物たちが迎え入れてくれます!

絞め殺しの植物として知られるガジュマルが登場!といっても安心して下さい!絞め殺しに襲ってくるわけでなく、枯れてしまった姿が絞め殺したように見えることからそのように呼ばれるのであって、実は「多幸の木」。不老不死の果物と呼ばれるイチジクの仲間なんですね!

ジャングルの中を歩いていくと・・・

滝のように水が流れていて、とても癒されます~
【熱帯スイレンのフロア・ロータスガーデン】
熱帯雨林植物室の中に熱帯スイレンのフロアもあるのでお見逃しなく!

「オオオニバス」をはじめ、アフリカ北部に生息するスイレン「ニンファエア・カエルレア」、「ニンファエア・コロラダ」、「ニンファエア・エルドラド」、「ニンファエア・ギガンティア」など珍しいスイレンと出会うことができます。

熱帯雨林のジャングルを抜けて南国の世界へ!

【ハイビスカスワールド】
熱帯雨林植物室から熱帯花木室のつなぎ目に「ハイビスカスワールド」があるのでお見逃しなく!

ハイビスカスワールドに入ります!

ハイビスカスを背景に!フォトスポットですね!

【熱帯花木室】
ハイビスカスワールドを出て、熱帯花木室方面へ!

南国リゾート地のような雰囲気の中で、熱帯植物を眺めながら歩いていきます
【世界最大の花 ラフレシア】

世界最大の花「ラフレシア」。大きい花で直系150センチで重さは8キロに!虫に受粉を助けてもらうために強烈な臭さを放ちハエを呼ぶ!このラフレシアは、インドネシアのスマトラ島で採取したものを樹脂に閉じ込め、大切に保存されており臭わないのでご安心を!
【熱帯食虫植物コーナー】

ウツボカズラの仲間、ネペンテスなどの食虫植物が登場!

熱帯食虫植物コーナーを抜けて、熱帯花木室を散策
【南国の植物たち】

途中小さなカフェでトロピカルドリンクを飲んで休憩することもできます

バナナやパイナップルなど南国ならではの甘い香りが漂います~

ハワイ、太平洋諸島に生息するアオイ科のイリマ

酔っ払いの木と呼ばれる「パロボラッチョ」

癒されますね~

フィリピンのルソン島の熱帯雨林でしか自生せず、絶滅危惧種とされる貴重な花「ヒスイカズラ」。オオコウモリが受粉を手伝い、宝石の「翡翠」のような珍しい花を咲かせます。
【地中海・メディタレニアンガーデン】
熱帯花木室と乾燥地植物室とのつなぎ目に、地中海のメデイタレニアンガーデンがあります。

【乾燥地植物室・サボテン・多肉植物】
乾燥地帯の植物室へ。こちらではサボテン、多肉植物を見ることができます。

北米から南米の北部に生息するサボテン科のピコ

アメリカ区のエリアには様々なサボテンたちがずらりと並んでいます

ブラジル南部に生息するサボテン科の雪晃

テキサス州からメキシコ北部に生息する紅小町やラウイ・ノビロなどが並んでいます

【プチイングリッシュガーデン】
役立つ植物広場を抜け、プチイングリッシュガーデンへ

ちょっと休憩~。季節により異なりますが、春にはネモフィラが咲いています

その他、周囲には様々な庭園があり、のんびりと過ごすことができます
【高山植物室】
ヒマラヤ区などに咲く、高山植物などを見ることができるフロアです

標高5,000メートル辺りまでの高山植物の環境にあわせて、気温がかなり低いエリアです。

地中海沿岸、中央アジア、ヨーロッパ南部周辺で見られる、原種チューリップの一種、ユリ科のツーリパ・クルシアーナ

ネパール、ブータン、インド、スリランカ周辺に咲く、ツツジ科のロードデンドロン・アルボレウム

ヨーロッパのアルプスなどで見られるキク科のエーデルワイス♪

中国の広東省に咲くツツジ科シャクナゲ類のロードデンドロン・レビネイ
【ロックガーデン】

外部庭園で深呼吸~
【極地植物室】

高山植物室の奥には、氷の洞窟風になった極地植物室があります。

極地植物室に入ります

高山植物について学ぶことができます

北極圏で花を咲かせる植物を見ることができます

東アジア北部に見られるバラ科のチョウノスケソウ
【花回廊】
各植物室を見て回ると、咲くやこの花館の中心部に辿り着きます。いつの間にか上ってたんですね!

階段やエレベーターで下ることも可能ですが、スロープになってますのでゆっくり回りながら下るのがオススメです。

途中、ベンチも設置されており休憩することもできます。
【展示室・花とみどりの相談コーナー】

花回廊を歩いていくと展示室があり、中の「花とみどりの相談コーナー」で植木や園芸に関する相談をすることができます。予約して直接相談することも可能ですが、電話での相談がオススメです。
土曜日・日曜日 | 10:00~12:00、13:00~16:30 |
第2土曜日 | 10:00~12:00 |
電話相談 | 06-6912-7230 |
【ステージ・イベント会場】
ステージもあり、各種イベントも催されています。

【熱帯花木室を眺めるフォトスポット】

花回廊の奥には熱帯花木室の上部と繋がっており、見下ろして眺めることができます。記念撮影にオススメのスポットです。
【ミュージアムショップ・お土産】
1階まで下りるとお土産が買えるミュージアムショップがあります。

植物関連のオリジナルアイテムなどが並んでいます

【植物ガチャガチャ】

ミュージアムショップの前には、ガチャガチャがあり植物関連のアイテムが出てきます!
【食事・レストランMANSOU】

2021年4月10日にリニューアルオープンした「レストランMANSOU」。咲くやこの花館の利用に関係なく食事することができます。カレーライスをはじめ、ロコモコ、ハンバーグ、パスタ、ラーメン、うどん等。ドリンクはアルコールも販売されている他、テイクアウトでお弁当も販売されています。
営業時間 | 11:00~15:30(l.o.15:00) |
電話 | 06-6915-8844 |

【咲くやこの花館 基本情報】
住所 | 大阪府大阪市鶴見区緑地公園2-163 |
電話番号 | 06-6912-0055 |
入館料 | 大人(高校生以上)500円※詳細は上記料金表 |
有料駐車場 | 鶴見緑地 中央第2駐車場 |
中央第2駐車場が満車で時間がかかりそうでしたら、広い鶴見緑地 中央第1駐車場もおすすめです。
【地図】
【まとめ】
花博記念公園鶴見緑地内にある日本国内最大級の植物大温室。季節ごとに変化もあるので、年に5回以上リピートするなら年間パスポートもおすすめです!関連情報もありますので、下記もご覧ください!