

新緑の季節、京都の宇治で特別な体験をしてきました!訪れたのは、京阪宇治駅からすぐの「お茶と宇治のまち交流館 茶づな」。ここでは、宇治ならではのお茶摘み体験を茶娘衣装ですることができるんです。思い出残る素敵なスポットですので、詳しくご紹介していきましょう。

【お茶と宇治のまち交流館 茶づな について】

特におすすめなのが、土日祝限定の「なりきり衣装プラン」。

可愛い茶娘の衣装を着て茶摘みが楽しめるということで、事前予約をして行ってきました。

【アクセス抜群!バリアフリーで安心の立地】

「茶づな」は、京阪宇治駅からも歩いてすぐという好立地。

さらに嬉しいのが、茶園近くまでの道がバリアフリーになっていること。

車椅子の方でも安心して入園できるのは素晴らしいですね。

施設は「お茶と宇治のまち歴史公園」の中にあります。

広々とした公園は開放感たっぷりで、「茶づな」の他にも史跡や庭園、芝生広場があり、お茶摘みの前後にお散歩するのも気持ちが良さそうです。

【いざ、なりきり衣装で茶摘みへ!】

茶摘み体験は、毎年4月中旬から5月中旬までの期間限定。この時期だけの貴重な体験です。私たちはもちろん、「なりきり衣装プラン」を予約しました。

予約は公式サイトのお知らせで告知されるので、事前にチェックしてからの訪問がおすすめです。

入館したら、まずは受付で体験料を支払います。支払いは体験開始時間の15分前までに済ませる必要があるので、時間に余裕を持って到着するのが良いでしょう。
「なりきり衣装プラン」は、衣装レンタル、茶摘み体験、そしてミュージアム入場チケットがセットになっています。
- 大人 4,000円
- 子供 (6歳まで) 3,400円
- 子供 (7~12歳まで) 3,700円
※小人(12歳以下)が対象ですが、未就学児にはミュージアム入場券は付きません。 ※未就学児、6歳以下のお子様が参加する場合は、保護者の同伴(同伴プラン 4,000円)が必要です。同伴者は1名まで茶園に入ることができます。

可愛い衣装に着替えたら、いよいよ茶畑へ!京阪宇治駅前とは思えないほど、見事な茶畑が広がっています。

この時期は直射日光を避けるため、屋根のある場所で茶摘み体験ができます。紫外線を気にせずお茶摘みに集中できるのは嬉しいポイントですね。

スタッフの方が美味しいお茶の葉の見分け方を教えてくださり、娘も私も夢中になって一枚一枚丁寧に摘んでいきました。

キラキラと輝く新芽は本当に綺麗で、摘むたびに心が躍ります。手摘みならではの貴重な体験です。

車椅子でお茶摘みをされない方のために、日陰に扇風機付きの休憩スペースも用意されていました。細やかな心遣いが感じられます。

たくさん摘めて大満足!貴重な摘みたてのお茶の葉は、お土産として持ち帰ることができます。さらに、摘んだ茶葉を使ったお茶づくりやアレンジレシピもプレゼントしてもらえるのも嬉しいサービスです。
【茶摘みの後は、美味しいお茶で一息】

茶摘み体験の後は、スタッフの方が淹れてくださったお茶でホッと一息。自分たちが摘んだお茶の葉が、こんなに美味しいお茶になるのかと想像すると楽しみが増えますね。

茶摘み体験を終え交流館に戻ります。

茶摘み以外にもお茶に関する体験のプログラムがあります。

【館内施設も充実!グルメやショッピングも楽しめる】

茶摘みを終えて「茶づな」の館内に戻り休憩。体験室の他に「光る宇治土産集合ショップ」も。

お土産もずらりと並んでいます。宇治茶はもちろん、醤油・ちりめん山椒・ゆば・蜂蜜まであります。

レストラン「とにまる 茶づな本店」は、メニューが充実。

ハンバーガーセット。

太閤堤カレーの他、にしん茶そば、ゆばうどんなど、様々なメニューが楽しめます。

広々とした店内はもちろん、テラス席もあり。

気持ちの良い気候の日は外で食事をするのも良いですね。とにまるで人気のテイクアウトは、石臼挽き宇治抹茶を使用した「抹茶ソフト」。

濃厚で風味豊かな抹茶の味わいは宇治ならでは!

抹茶ソフト430円。食後にぜひ味わってみてください。

宇治金時ソフトは540円でさらに贅沢な美味しさ!
【宇治茶の世界を五感で満喫!交流館ミュージアム】

美味しいランチや茶摘み体験の余韻に浸りつつ、次はセットでついていた「ミュージアム」へ。

茶摘み体験を通して宇治茶に少し触れた後なので、「もっと宇治茶について知りたい!」という気持ちが高まっているタイミングで最高の流れです。

エントランスを抜けると、そこは宇治茶の奥深い世界への入り口。ミュージアム内は、宇治茶の長い歴史から、お茶の栽培・摘み方、そして宇治茶に関わる様々な人々の営みまで、多角的な視点から宇治茶を学ぶことができるように工夫されています。

まず目を引くのは、宇治茶が歩んできた歴史を辿る展示です。鎌倉時代に始まり、南北朝時代に広がり、特に室町時代以降、時の将軍や権力者、そして千利休に代表される偉大な茶人たちによって発展を遂げた宇治茶。

日本の茶道の歴史とも深く結びついたその軌跡が、貴重な資料や分かりやすい解説パネル、模型などを通して紹介されています。宇治川の恵みを受け、盆地特有の気候風土の中で育まれてきた宇治茶が、いかにして日本の茶文化の中心的存在となっていったのか。その秘密を知るにつれて、普段何気なく飲んでいる一杯のお茶に対する見方が大きく変わるのを感じます。

次に、私たちが実際に体験した「茶摘み」をはじめとする、栽培や加工の工程に迫る歴史の間へ。一年を通じて茶畑でどのような作業が行われているのか、特に玉露や抹茶の原料となる茶葉を育てるための「覆下栽培」という独特な技法が、写真や映像などで丁寧に解説されています。

茶摘み体験で教わった「一芯二葉(いっしんによう)」で摘む理由や、摘んだ後の蒸し、揉み、乾燥といった製茶の工程を知ることで、一杯の宇治茶ができるまでにどれほどの手間と技術がかけられているのかがよく理解できます。

茶摘み体験後のこの展示見学は、知識と実体験が繋がり、感動が深まる瞬間でした。

さらに、宇治茶の文化を支え、今日まで受け継いできた人々に焦点を当てた展示も。品質の高い茶葉を作り出す茶農家さんの長年の知恵や苦労、お茶の種類を見極め、最適なブレンドを生み出す茶師の高度な技術、そして茶道の精神を追求した茶人たちの思想など、宇治茶に情熱を注いできた様々な人々の物語に触れることができます。彼らがいたからこそ、宇治茶はただの飲み物ではなく、日本が世界に誇る文化として存在し続けているのだと、改めて実感させられます。

ミュージアム全体を通して、宇治茶の魅力を歴史、文化、技術、そして人々の営みという多角的な視点から学ぶことができ、展示を見終わる頃には、宇治茶に対する理解が格段に深まっているはずです。単なるお茶の知識だけでなく、宇治という地域が長い年月をかけて育んできた豊かな文化そのものを肌で感じることができます。

ミュージアムで宇治茶の世界にどっぷり浸った後は、思い出を形に残しに「茶茶っとフォトスタジオ」へ。ここは、宇治茶や茶摘み体験の記念に、ユニークで楽しい写真を撮影できるとっておきの場所。様々な背景や面白い仕掛けが用意されており、「面白いモード」を選んで撮影すれば、見返すたびに思わず笑顔になってしまうような一枚が撮れます。

子供は、宇治といえば外せない「抹茶のかき氷」の大きなパネルを見つけ、「これだ!」とばかりに記念撮影。

本物の特大かき氷の中にいるかのような、ユーモラスな写真が撮れて大満足でした。家族や友達とワイワイおしゃべりしながら、ポーズを考えたり、面白い背景を選んだりする時間も、旅の楽しい一コマとなります。
【お茶と宇治のまち交流館 茶づな 基本情報】
住所 | 京都府宇治市莵道丸山203−1 |
電話 | 0774-24-2700 |
HP | 公式サイト |
アクセス | 京阪宇治線「宇治駅」より徒歩4分 |
【地図】
【駐車場】

「茶づな」は、京阪宇治駅からのアクセスも良く、車の場合も約73台の有料駐車場(1日最大800円)があるので安心です。

さらに、授乳室やおむつ交換台も完備されており、小さなお子さん連れでも安心して過ごせます。

【まとめ】
土日祝限定のなりきり衣装プランでの茶摘み体験は、写真映えも抜群で最高の思い出になりました。この春、京都・宇治で特別な体験をしたい方は、「お茶と宇治のまち交流館 茶づな」を訪れてみてはいかがでしょうか。期間限定の茶摘み体験、おすすめです!最後までご覧いただきありがとうございました。下記に周辺スポットや関連情報もございますので、ご参考ください。