

こちらの記事では、大阪・関西万博シグネチャーゾーンX04に位置する「null²(ヌルヌル)」パビリオンについて詳しく解説していきます。

「null²(ヌルヌル)」パビリオンについて
この唯一無二の空間をプロデュースしたのは、メディアアーティストであり、研究者、作家、実業家、そして大学教員と、多岐にわたる分野で活躍する落合陽一氏です。

デジタル技術と自然を融合させる「デジタルネイチャー」という概念を提唱し、「現代の魔法使い」とも称される彼が、「いのちを磨く」をテーマに作り上げたのが、この「null²」です。

ここでは、私たちの常識を揺さぶり、「いのちとは何か」「自分とは何か」という根源的な問いを投げかける、類まれな体験型アートとなっています。物質と情報、リアルとバーチャルの境界が曖昧になった空間で、自分自身の分身(アバター)と向き合うという、これまでにない哲学的な冒険が待っています。

このパビリオンには、目的に応じて選べる3つのモードがあります。それぞれ異なる体験ができるので、一つずつ見ていきましょう。
ダイアログモード:AIの自分と対話する劇場型プログラム
「ダイアログモード」は、約30分間の完全予約制プログラムです。
入場前に専用アプリで自分の顔写真や音声からデジタル分身「Mirrored Body®」を作成すると、それがAIと統合された、自分だけのデジタルヒューマンとして生成されます。このアバターはNFT/ブロックチェーン技術で個性が保証され、パビリオン内で自分自身の対話相手となるのです。
プログラムは二部構成。まず、言葉のない光のインスタレーションを鑑賞した後、中央のモノリスから出現したAIの自分自身と対話が始まります。AIから問いかけられたり、逆に質問したりするインタラクティブなやり取りを通して、あなたは「自分とは何か」という根源的な問いに向き合うことになります。まるで禅問答のようなこの体験は、知的で挑発的な哲学ドラマそのものです。
落合氏自身も「自分のコピーであるAIアバターを作り、それと対話することでAIと人間はどう違うのかを考えてほしい」と語っており、このモードがパビリオンのコンセプトを最も深く体験できる試金石と位置付けられています。

当日予約は、9時、12時、14時、17時に開放されます。非常に人気が高くすぐに埋まってしまいますが、最近不正なアクセスへの対策が取られ、手動でも予約しやすくなることが期待されます。
インスタレーションモード:光と音に没入する短縮版体験

「インスタレーションモード」は、言葉や物語を必要としない、約10分間の非言語的な没入体験モードです。

ダイアログモードの短縮版ともいえるこのモードでは、AIとの対話プロセスは省略されます。

その代わり、計算機が自律的に生成する光のパターンとサウンドのみで構成された抽象的なインスタレーション作品を鑑賞します。床一面に広がる光の粒子が人の動きに反応してゆらめいたり、デジタルな蝶が舞って幾何学模様を描いたりと、次々と展開される純粋な視覚表現に五感を委ねることができます。
具体的な意味を考えず、ただ変幻する光と音の環境に身を置くことで、「生命の本質」に触れるような感覚を味わうことができます。ダイアログモードよりも気軽に体験できるため、落合氏も「概念についていけない場合はインスタレーションモードがおすすめ」としています。
こちらは予約可能で、当日予約は12時と17時に開放されます。
ウォークスルーモード:パビリオンの雰囲気を味わう通り抜け体験

「ウォークスルーモード」は、予約や待ち時間なしで、パビリオンの雰囲気を味わえるモードです。

毎日14時半から15時半に開放され、約45秒かけてミラールーム内を歩いて通り抜けることができます。立ち止まることはできませんが、外壁の動的な鏡面や、内部の万華鏡のような光景を気軽に見て回れます。
時間がない人や、予約が取れなかった人でも「null²」のエッセンスに触れられる貴重な機会です。

「null²(ヌルヌル)」パビリオン 基本情報
| 位置情報 | シグネーチャーゾーンX04 |
| 開館時間 | 9:30 ~ 21:00 |
地図
まとめ
「null²」パビリオンは、「いのちを磨く」をテーマに、デジタルとアナログ、自己と他者、そして過去と未来が交差するユニークな体験を提供しています。

外観は、変形しながら周囲を映し出す動的な鏡面で構成され、建物自体が呼吸する生命体のような存在です。内部では、天井と床の鏡面状LEDが織りなす無限の反射世界の中で、来場者は時間や空間の認識を更新し、自己認識について深く考える機会を得られます。
ぜひ、この「何もない」から新しい価値が生まれる場所で、自分自身と向き合ってみてはいかがでしょうか。
予約困難なダイアログモードに参加するチャンス!フォトコンテスト情報
最後に、ダイアログモードの予約が取れずにいる方、これからチャレンジする方に朗報です。
落合氏のサービス精神と配慮から、当日、ダイアログモードに招待される可能性のある「フォトコンテスト」が実施されています。
【null²ダイアログモード ベストフォト入場】
これは、null²関連の写真に指定のハッシュタグを付けてX(旧Twitter)にポストすることで、毎日選出された3組(1組2名まで)が、その日の18:50ダイアログモードに招待されるという企画です。
| 項目 | 詳細 |
| 応募方法 | null²の写真を撮影し、ハッシュタグ #100日後ヌルになるパビリオン を付けてX(旧Twitter)にポストする |
| 選出組数 | 毎日3組(1組2名まで) |
| 招待時間 | 当日18:50のダイアログモード |
| 選出連絡 | 17時頃に公式アカウント(@expo2025_null2)からDMで連絡 |
※フォトコンテストの詳細は、公式Xの告知ポストをご確認ください。
スタッフの方からも「写真が綺麗なら、落合さんのフォトコンに投稿したら招待してもらえるかも!」とアドバイスをいただきました。予約が取れなかった方も、ウォークスルーモードや外観の脈動する姿など、null²の美しい一瞬を捉えて投稿し、チャレンジしてみてはいかがでしょうか!
最後までご覧いただきありがとうございます。下記に関連情報もございますのでご参考ください。


