

大阪・関西万博のセービングゾーンS20に位置するポーランドパビリオン。木材を基調としたユニークな外観と、「創造性遺伝子」というテーマが気になり、訪れてきました。

ポーランドパビリオンについて

事前予約の他、自由入場も可能で、私が訪れた夕方は30分以内の待ち時間でスムーズに入場できました。

パビリオンの外にあるテラス席では、ヘッドフォンをつけて映像を楽しむこともできます。

パビリオンのテーマは「創造性遺伝子」

入場してまず驚かされるのが、ポーランドの人々が持つ「創造性遺伝子」というコンセプト。単なるアイデアが大きな変化を生み出すという彼らの信念は、大胆に伝統を活かし、ビジョンを現実にするという現代のポーランド人の姿を映し出しています。開かれた姿勢、連帯感、確固たる意志、そして協力の精神。これらの要素が、ポーランドの豊かな創造性を育んでいるとのこと。

スタッフの方からこの説明を受けた後、2階へ。

ここからは自由に展示を見て回ることができます。

五感で体験するポーランドの自然と文化

心象の緑

最初に目に飛び込んできたのは、美しい花の絵が並ぶ壁。

ここでは、ポーランドのハーブをモチーフにした体験型インスタレーション「心象の緑」を楽しめます。

パネルのカードをタップして好きな花や心を選択していくと、「あなたの花の個性」が完成。QRコードをスキャンすれば、自分だけの植物をスマートフォンに保存できます。

私の「花の個性」は、「軽快さ」「愛嬌」「幸運」「良識」でした。

映像と音に浸る空間

さらに進むと、曲面スクリーンにポーランドの美しい風景が映し出されています。
これは、生成AIを駆使して作られた「ポーランドの原風景」。

来場者の動きに合わせて映像が変化し、まるで生きているようです。「音景」では、ショパンの作品からインスピレーションを得た音と自然の風景が流れ、ポーランドの音の世界に没入できます。
伝統とテクノロジーの融合

次のフロアは「オーラ」。マズルカやポロネーズのリズムを奏でるユニークな楽器の展示です。
伝統的な職人技と最新テクノロジーが融合したこの楽器は、140ものパーツから構成されており、ショパンの作品のエッセンスを表現しています。

そして、「雲」と名付けられた展示は、ポーランドの伝統工芸品「pajaki(蜘蛛)」にインスパイアされたもの。透かし彫りの構造から差し込む光の演出は、まるで雲や蜘蛛のように見え、幻想的な雰囲気を醸し出しています。

「収穫前」の展示では、ポーランドの植物が納められた球体が並び、自然のライフサイクルと絶え間ない変化を表現。

続く「ものの響き」では、塩水濃縮施設から着想を得た、五感を刺激する多感覚的なインスタレーションを体験できます。
詩が誘う、未来への旅
2階から1階へ降りる階段の壁には、ポーランドの詩が並んでいます。

ウルシュラ・ザョンチュコフスカ、イェジー・ヤルニューヴィチ、そしてヤクブ・コルンハウゼルといった詩人たちの言葉は、静かに、そして深く心に響きます。

詩を読みながら1階に降りていく時間は、まるで短い文学の旅のようです。

1階は「未来につながる創の園」。

ポーランド経済の多様な分野におけるイノベーションを紹介するラボです。

植物の展示やポーランド生まれのゲーム、模型などがあり、見ていて飽きません。

隣接する「詩(うた)」の展示では、日本の俳句に触発されたポーランドの現代詩が飾られています。

そして最後の「歴世」の展示では、来場者全員が作ったパラメトリック植物が美しく壁に投影されています。

QRコードをスキャンすれば、万博にあなたの足跡を残すことができます。
ポーランドの魅力が詰まった空間

展示を満喫した後は、自由に見て回れるショップエリアへ。

ポーランドならではの可愛い雑貨が並び、見ているだけで旅行気分を味わえます。

また、隣接するレストラン「ティスト」では、ポーランド料理を提供しています。
「創造性遺伝子」というテーマの通り、ポーランドパビリオンは五感を通してポーランドの豊かな文化、自然、そして未来へのビジョンを体験できる場所でした。
ポーランドパビリオン 基本情報
| 場所 | セービングゾーンS20 |
| 所要時間 | 約40分 |
| 開館時間 | 9:30 ~ 21:00 |
| HP | 公式サイト |
地図
まとめ
皆さんもぜひ、ポーランドパビリオンで「創造性遺伝子」に触れてみてはいかがでしょうか。最後までご覧いただきありがとうございます。下記に関連情報もございますのでご参考ください。



