一括見積や出張査定の流れを、実体験を基に徹底解説いたします。結論から申し上げますと、出張査定・買取をしていただく場合は２社以上出張してもらい比較検討。できない場合は、自分から足を運ばれることをオススメします。その理由は私の実体験から事実をご紹介し、ご用意しておいた方が良いものなど具体的にご紹介していきます。
【バイクを売る方法について】
バイクを売る方法としては、①バイク買取店に行き買取価格を提示してもらう。②１件１件こちらからバイク買取店に電話して、条件が良さそうな買取店に査定してもらい比較する。③時間を短縮する方法として、一括査定で状況を伝えておよその価格を提示してもらい、良さそうな買取店に出張買取してもらい比較する。④友人や知人に譲渡する。⑤ネットで直売するなどがあります。人によって考え方などが違うと思いますので、私の実体験を述べながら、今からバイクを売ろうと検討されている方に気づきをご提供できればと思います。
【一括査定について】
時間にゆとりがあれば１件１件、バイク買取専門店に行くのも良いと思います。またネットや友人、知人の方が高く買ってくれるかもしれません。ただ、知り合いに譲渡してそのバイクで何かあったらと気になる方、時間を短縮したい方でしたら一括査定という方法があります。ここからは、一括査定の流れや用意しておくもの、気を付けたいポイント等、ご紹介していきます。
【一括査定の入力後すぐに電話が入るので用意しておきたいもの】
一括査定の依頼画面は必要最低限の情報です。入力して送信した瞬間から数店舗から電話が入りますので、質問に対し回答できるよう下記のものを準備しておくとスムーズです。
| 走行距離(メーターチェック) | 車体番号(軽自動車届出済証) | カラー(バイクの色) |
走行距離等をきっちり訊いた上で、提供した情報を基に事前に口頭でおよその価格を提示される買取店は、比較的良心的で適正価格で買い取ってくれる傾向にあると感じました。その理由は後ほど、具体的にご紹介していきます。車体番号については、バイクがいつごろ製造されたものであるかわかり、カラーは人気の色であるかの確認をされます。
【出張査定の一例】
一括査定の次のステップとして、出張査定があります。私の場合、電話で数社のお話をお聞きしたところ概算で買取価格が３万～１２万円だったところ、バイク王さんは「当社なら２４万円です」と女性スタッフの方が感じよく対応してくださいました。「ただ、現地査定で減算する可能性もあり、上がる可能性もある。」と伝えた上で、条件が合えば本当に売る気があるか確認してこられます。そのあたりを了承すると、当日すぐにお越しになりました。
【査定の流れ】
バイク王さんの連携プレイは素晴らしく、近くの店舗からすぐに駆けつけて来られました。はじめに１時間半ほど時間がかかることなど確認があり、査定が始まります。
各パーツを撮影し、店舗に送信する作業が多いです。とても感じの良いスタッフの方で、当ブログに投稿する旨をお伝えし、ご了承いただいた上で、査定の雰囲気を撮影させていただきました。ただ、動画はNGとのことでした。
サビはマイナスポイント。
フレームを見て「オイルが漏れており、オーバーホールが必要なので、その分も減算」と伝えられました。フレームの状態は査定価格に大きく影響するとのことです。
１番減算が大きいのは走行距離。電話で事前にメーターをお伝えしていたとしても、バイク王さんでは事前の概算買取価格ではメーター分は減算せず算出されているとのことでした。1kmあたり3～4円減算とのことで、私の場合は5万キロ×3円だとしても走行距離だけで15万円減算されることに。
【買取価格の加算になるもの】
減点ポイントをチェックされ、当初お伝えいただいてた買取価格から減算されていくのですが、逆に加算されるプラスポイントはないのか確認しました。無いより付いているものが多ければ多いほど、加算されるとのことでした。私の場合はETCを付けていますが、収納ボックス内にカードを取り付けていたところが高ポイント。ETCを取り付けて下さったホンダドリームさんの丁寧な作業に感謝です。あとは、バイクは春と秋がシーズンでよく売れるので、販売店はそれまでに在庫を確保する傾向にあります。
【売却時に必要なもの】
はじめ電話では２４万円と伝えられていた買取価格が最終的には１万円に。初期のマグナで、車検不要の250ccで維持費もあまりかからないことから人気があるものの、査定には反映されないとのこと。この時の私の心理状態は、時間もかかり今から他社に来てもらい同じ事をやるのは厳しいと感じました。また、わざわざお越しいただいた事もあるので断れず１万円で売却することにしました。先に、２社来てもらうことになっていたら状況は違ったと思いますが、最初の電話で走行距離を伝えているのにも関わらず、バイク王さんでは走行距離分を減算せず高額で提示された為、他社にわざわざ来てもらうのも気の毒なので断ってしまったところが、安く買い取られてしまうポイントだと感じています。
売却時に必要なものは下記のとおりです。
| 免許証 | 印鑑(シャチハタ以外） | 自賠責・納税確認 | キャッシュカード(買取額振込) |
約１ケ月後に口座へ振り込み手数料を引かれて、入金されます。
【納得価格で売却するには】
当初電話で２４万円と買取価格を提示していただき、他店より圧倒的に高い価格だったので他店を断りお越しいただいたのですが、結果は１万円。仲の良い人たちのお話をお聴きすると、もう少し高く売れたのではないかと言われます。実際、後から他店では買取価格３万～１１万円と連絡が入りました。
今回実際に体験してみて、確かに１日で済んだのは非常にありがたいことですが、バイクを高く売りたい場合はじっくりと店舗さんのお話を聴きいて絞り込み、時間にゆとりがあれば実際の査定は２～３店舗競合比較した方が良いと感じました。私の友人も１件目査定してもらって、その直後にバイク王さんが来て、１件目のバイク買取店の額を大きく上回って買取されたとのことでした。
バイク王さんのスタッフにお尋ねすると、バイク王さんでは一括査定時は走行距離分を反映させないことになっており、減額せずに買取価格を提示することになっていると説明して下さいました。(※2021年現在)また、適正価格という概念がなく、最低買取保証額は存在しないとのこと。つまり現物を見ないと正確な価格が出せず、状態によっては買取ではなく、引き取り料として15,000円を払ってもらう場合もあるとのことでした。
「バイクライフの生涯パートナー」というビジョンをお持ちのバイク王さん、バイクを手放しても免許は持っているので、レンタルのニーズはございます。バイク王さんに売却した方は、お得にバイクをレンタルできるなどの特典があれば嬉しいですけどね！
【売却を取り消したい場合】
最後に、後悔されている方への情報として、売却を取り消したい場合は、８日間以内ならクーリングオフができる制度があります。2011年に買取比較サイトに掲載されていた買取業者すべてが、アイケイコーポレーション(現：バイク王）グループだったこともありましたが、現在は各買取業者の話を聴いたり調べたりする限り、競合会社が掲載されています。当ブログの読者様はご納得いく売却ができるよう心より願っております。
【バイク売却のまとめ】
一括見積査定はとても便利ですが、電話で高く提示された場合は走行距離(メーターのkm×3～4円)が減算された状態での概算の買取価格であるか、反映されているか確認しておきたいポイントです。時間に余裕がある場合は、すべてのお店の話を聴いた上で判断し、実際に査定をしてもらうお店を２～３に絞り競合比較するのもひとつです。売却後は廃車証明書が届き、自賠責保険に連絡することで残った分は返金されるので、忘れないようにしましょう。最後までご覧いただきありがとうございます。少しでもご参考になれば幸いです。
