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大蔵幕府跡|源頼朝が政治を行っていた鎌倉幕府跡

大蔵幕府跡
大蔵幕府跡
おでかけぶろぐ管理人lago
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ここは源頼朝みなもとのよりともが政治を行った鎌倉幕府の中心地、大蔵幕府跡です。周辺には源頼朝の墓や護良親王もりながしんのうご祭神の鎌倉宮など、歴史散策がお好きな方にオススメのスポットがありますのでご紹介していきますね!

【大蔵幕府跡について】

こちらは源頼朝が建てた大蔵御所の跡地になります。源頼朝をはじめ鎌倉幕府の歴代征夷大将軍等が政治を行った場所で、現在は、清泉せいせん小学校に「大蔵幕府跡」の碑があります。

大蔵幕府跡近くの鎌倉宮
大蔵幕府跡近くの鎌倉宮

この辺りは源頼朝が興した鎌倉幕府の中心地で、日本三天神である荏柄えがら天神社や鎌倉幕府後期、荒れた世の中を正すべく立ち上がった護良もりなが親王ご祭神の鎌倉宮もあり、歴史を肌で感じ取ることができるエリアです。鎌倉駅からは徒歩で約30分程度と少し離れており、ショッピング等を楽しむ観光客は少なめです。私は、鎌倉駅の東口にあるバス停から、京急バス[鎌20・4番]大塔宮行きのバスに乗り、大塔宮(鎌倉宮)から鎌倉駅方面へ歩きながら散策しました。

大蔵幕府跡の周辺
大蔵幕府跡の周辺

この辺りは比較的落ち着いた雰囲気。鎌倉宮から荏柄えがら天神社へ。

大蔵幕府跡近くの荏柄天神社
大蔵幕府跡近くの荏柄天神社

大蔵幕府の近くに日本三天神、荏柄えがら天神社があります。学問の神である菅原道真を祀る神社で、学生さんなどが足を運んでいます。

大蔵幕府跡から頼朝の墓へ
大蔵幕府跡から頼朝の墓へ

大蔵幕府跡から見ると、鎌倉宮と荏柄えがら天神社は同じ方面にあり、まっすぐ行くと源頼朝のお墓があります。ここからは、鎌倉幕府の征夷大将軍等を一覧にしてご紹介していきます。

【鎌倉幕府の将軍と出来事一覧】

名前始祖・氏族等備考
初代頼朝よりとも清和せいわ天皇・河内源氏為義ためよし鎌倉幕府初代征夷大将軍
2代頼家よりいえ頼朝が急死(享年53歳)した為、18才で家督を相続頼家は暗殺(享年23歳)され、北条氏が実権を握る
3代実朝さねとも頼家の弟で、12歳で征夷大将軍に就く実朝は暗殺(享年28歳)され、鎌倉幕府の源氏は断絶
4代藤原(九条)頼経よりつね藤原道長・藤原北家九条流第5代執権の北条時頼によって追放され、39歳で薨去
5代藤原(九条)頼嗣よりつぐ頼経の子で6歳で将軍に就任14歳で追放され、幕府は後嵯峨上皇の第一皇子である宗尊親王を将軍につける
6代宗尊むねたか親王後嵯峨天皇の第一皇子皇族で初めての征夷大将軍。執権の北条時頼が九条氏を政界から排除
7代惟康これやす親王(源惟康)後嵯峨源氏父である宗尊親王が京都に送還され、3歳で将軍に就任。臣籍降下し、 源惟康と名乗る
8代久明ひさあき親王後深草ごふかくさ天皇第六皇子鎌倉幕府の実権は、第九代執権である得宗とくそう家当主、北条貞時が握っていた
9代守邦もりくに親王久明親王の子執権は北条高時で世の中が荒れており、後醍醐天皇による倒幕運動が始まる。鎌倉宮ご祭神、護良もりなが親王の活躍で鎌倉幕府は滅亡
大蔵幕府跡からすぐのところに、鎌倉幕府を滅亡へと導いた護良親王ご祭神の鎌倉宮があります
大蔵幕府跡からすぐのところに、鎌倉幕府を滅亡へと導いた護良親王ご祭神の鎌倉宮があります

源頼朝は第56代天皇である清和せいわ天皇の子孫であり、清和源氏(河内源氏為義ためよし流)として戦い、朝廷(天皇)や貴族に代わって武家政治を行う鎌倉幕府を興します。こちらの大蔵幕府碑には、「1917年現在から737年前の昔、1180年に源頼朝はこの地に邸宅を営み、後に覇権を握ると政治をこの廷中にて行った。いわゆる大蔵幕府である。それ以降は、頼家、実朝を経て1225年に源頼朝の妻である北条政子が亡くなると、幕府は宇津宮辻に移るまでこの地が幕府の中心地であったこと実に46年間に及んだ。」とされています。

【大蔵幕府跡】基本情報

住所神奈川県鎌倉市雪ノ下3丁目11
電話番号(鎌倉市観光協会)0467-23-3050
営業時間(鎌倉市観光協会)8:30~17:15

住所は大蔵幕府跡ですが、電話番号等がないため鎌倉市観光協会の情報を掲載しております。鎌倉市観光協会の住所は、鎌倉市御成町1-12で、土日祝と年末年始はお休みとなっています。

【アクセス】

鎌倉駅から徒歩で約30分。鎌倉駅東口バス停、京急バス[鎌20・4番]大塔宮行きのバスに約6分乗車し、岐れ道下車すぐ。※終点の大塔宮で下車し、鎌倉宮から回っていくのがオススメです。

【地図】

【グッドポイント】

碑を観るのは5分程度だが、周囲に鎌倉宮などのスポットがある碑を観るのは無料
比較的、観光客が少なく落ち着いた雰囲気鎌倉時代を中心に、歴史を感じ取ることができる

【まとめ】

清和源氏(河内源氏為義流)である源頼朝が鎌倉幕府を開き、桓武平氏の得宗北条氏が幕府の実権を握り、南北朝時代を経てまた清和源氏(河内源氏義国流)の足利尊氏が室町幕府を開く。その後、平氏資盛すけもり流を称する織田信長が室町幕府を滅ぼし天下を取り、秀吉の時代を経てまた清和源氏(河内源氏義国流新田族)を称する徳川家康が江戸幕府を開く。源氏と平氏により時代は入れ代わり立ち代わり、不思議なものですね。

【周辺のおでかけスポット】

歴史に興味をお持ちの方にとっては見どころが豊富なエリアです。歩いていると発見があって楽しいですね。

【鎌倉宮】

大蔵幕府跡からすぐ!護良親王御祭神の鎌倉宮の情報はコチラです。

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