大阪府門真市にあるパナソニックミュージアム。松下幸之助歴史館、ものづくりイズム館、さくら広場があり、パナソニックグループの創業者である松下幸之助氏の経営観や精神に触れ、学びを得ることができる施設です!
【パナソニックミュージアムについて】
パナソニックグループの本拠地、大阪府門真市にあるパナソニックミュージアム。パナソニック創業者で、経営の神様と呼ばれている松下幸之助氏が歩んだ道に触れながら、ものづくりに対するスピリットを感じることができる施設です。
では、パナソニックミュージアム内にある「松下幸之助歴史館」と「ものづくりイズム館」と「さくら広場」をご紹介していきましょう!
【松下幸之助歴史館】
パナソニックミュージアムは入園無料!
京阪電車「西三荘駅」より徒歩約2分程度のところにあります。
パナソニックミュージアム内にある「松下幸之助歴史館」。開館時間は10時~17時迄で、日曜日と祝日、お盆、年末年始は休館。全館禁煙でペットはだめですが、補助犬の同伴は可能となっています。
さっそく入ってみましょう!入館無料で、気軽に入れるのが嬉しいですね!撮影の許可をいただき入館です!
【道】
入館すると「道」と大きく書かれています。松下幸之助氏の言葉で「自分には、自分に与えられた道がある。広い時もある。せまい時もある。のぼりもあれば、くだりもある。思案にあまる時もあるだろう。しかし、心を定め、希望をもって歩むならば、必ず道はひらけてくる。深い喜びも、そこから生まれてくる。」とあります。
松下幸之助氏が歩んだ94年の「道」を体験できる貴重な施設ですね!
松下幸之助氏の幼少期からの写真が並んでいます。
【展示室】
パナソニックの事業史を見ることができる展示室。
1894年に和歌山県で誕生した松下幸之助氏。話はここからはじまります。
小学4年生の秋、和歌山の紀之川駅から汽車に乗り大阪へ。
1904年、9歳からの奉公時代。1910年、15歳で電気の仕事に憧れ大阪電燈に入社。1917年、大阪電燈を退職し22歳で独立という色濃い日々が綴られています。
そして創業の時代へ。
1932年、「企業は社会からの預かり物である。正しく経営し、その責任を果たさなければならない」と、真の使命を知った37歳の松下幸之助氏。
展示室は1904年~1章「礎」からはじまり、1918年~2章「創業」、1932年~3章「命知」、1937年~4章「苦境」、1951年~5章「飛躍」、1961年~6章「打開」、1968年~7章「経世」まで。7章建てで様々な苦難を乗り越え、発展してきた過程を感じ取ることができます。
【創業の家】
大阪市福島区大開町に移り「松下電気器具製作所」を設立。当時の作業場を原寸大でリアルに再現!創業の家で「アタッチメントプラグ」を製造する井植歳男氏は創業メンバーの一人。松下幸之助氏の妻むめのさんの実弟で後に三洋電機を創業される方です。
【門真とパナソニック】
「門真とパナソニック」。1933年に事業の発展に伴い、松下幸之助は門真地区に新たな工場群を建設。本店も大阪市内の大開町から門真に移転。以来、パナソニックは門真を中心に事業拡大を図り、現在も本拠地としているとされています。
【学びの杜】
映像「日に新たに」、「物をつくる前に人をつくる」、「なぜ物をつくるのか」、「商いの心」を視聴できるスペース。
【ライブラリー】
松下幸之助氏の著書などが並ぶ他、本人の声を聴くことができるスペース。その他、ミュージアムショップもあり、オリジナルグッズや書籍なども販売されています!
【ものづくりイズム館】
松下幸之助歴史館の隣にある「ものづくりイズム館」。時代の流れと共に開発されてきた、様々な家電製品などが展示されている施設です。
松下幸之助氏とパナソニック技術開発の祖、中尾哲二郎氏の「ものづくり」に対する思いを受け継いだ、技術者たちの情熱を感じ取ることができる製品の収蔵庫でもある「ものづくりイズム館」。
期間限定のイベントも開催されているので、何度足を運んでも楽しめるようになっています!
ものづくりイズム館の開館時間は10時~17時迄で、日曜日と祝日、お盆、年末年始は休館。全館禁煙でペットはだめですが、補助犬の同伴は可能となっています。
【エントランス】
エントランスにはパナソニックが生んだ商品、ブランドがずらり!
オリジナルグッズも並びお土産に!
松下幸之助氏のファンに嬉しいグッズやガチャガチャもあります!
【収蔵庫】
歩いて行くと収納庫があり、歴史の流れを感じるテレビやラジオなどが並んでいます!
レトロな白黒テレビ。
雰囲気のある木製のラジオ。
時代の変化でコンパクになった卓上型ラジオ。
製品に囲まれ笑顔の松下幸之助氏。
【マスターピース】
歴代の製品が展示されている「マスターピース」。
マスターピースとはパナソニックが暮らしを大きく変えてきた6つのテーマ。
「くらしに家事楽を。」(省力・省時間)をはじめ、「くらしに自由を。」、「くらしに安心を。」、「くらしに感動を。」、「くらしにおもいやりを。」、「くらしに新定番を。」の6つのテーマに分け展示されています。
「くらしに自由を。」のテーマでは、いつでも、どこでも、快適に使えるように。「軽薄縮小」の製品が並んでいます。
「くらしに安心を。」のテーマでは、より強く、より長く、充分に使えるように。「タフで長寿命」の製品が並んでいます。
「くらしに感動を。」のテーマでは、より質の高いエンターテイメント体験を家庭に。「エンターテイメント」製品が並んでいます。
【テクノロジー・歴代技術者の功績を称える技術殿堂の展示室】
松下幸之助氏の言葉で「製品には親切味、情味、奥ゆかしさ、ゆとりに含まれる多分を制出し、需要者に喜ばれることを 根本的の 信念とすること。」とあります。
大阪万博EXPO’70のレガシー。
パナソニックのものづくり・技術の祖である「中尾哲二郎氏」と、特に大きな成果をあげた歴代技術者の功績を称える技術殿堂の展示室。
生活を大きく変えたパナソニックの歴代技術者の製品が並んでいます!
松下幸之助氏を支えたエンジニア「中尾哲二郎氏」の展示室。
【タイムカプセル EXPO’70】
松下館とタイムカプセル。未来の人々へのメッセージとして、1970年に大阪で開催された日本万博国博覧会を記念して埋設。1970年から5000年後へのメッセージとされています。
エントランスに戻ってきました!オリジナルグッズ、新商品も登場するのでリピーターも楽しめますね!
【さくら広場・モニュメント】
パナソニック旧本社跡地を地域の環境を考え2006年4月に開園した「さくら広場」。西野康造氏による2018年の作品「気流 風になるとき」のモニュメントが印象的。
「さくら広場」はパナソニックミュージアムの西側にあります。
190本ものソメイヨシノが並び春には綺麗に咲き誇ります!
京阪電車「西三荘駅」より徒歩約4分。入園無料で楽しめる憩いの広場です。
【開園時間】
開園時間は3/1~10/31までは10時~17時半(入園は17時まで)、11/1~2/末までは10時~16時半(入園は16時まで)
【さくら広場のルール】
園内は飲酒や飲食、喫煙は不可となっています。自転車の乗り入れやペットを連れての入園も不可ですのでご注意ください。駐車場や駐輪場はありませんので、京阪電車で「西三荘駅」より徒歩がおすすめです。
【パナソニックミュージアム 基本情報】
パナソニックミュージアム内「松下幸之助歴史館」、「ものづくりイズム館」、「さくら広場」の基本情報です。
住所 | 大阪府門真市大字門真1006番地 |
電話 | 06-6906-0106 |
入館・入園料 | 無料 |
開館時間 | 10:00~17:00 |
休館日 | 日曜・祝日・お盆。年末年始 |
HP | パナソニックミュージアム 公式サイト |
【パナソニックミュージアム 松下幸之助歴史館 地図】
【パナソニックミュージアム ものづくりイズム館 地図】
【パナソニックミュージアム さくら広場 地図】
【周辺おすすめ スポット・グルメ】
パナソニックミュージアムの南側にある複合施設TOMO~NIでは、先端デジタル工作機器でワークショップが楽しめるスペースや本格イタリアンが楽しめるカフェ・レストランがあるので、お食事にもおすすめです!
【まとめ】
松下幸之助歴史館、ものづくりイズム館、さくら広場があるパナソニックミュージアムをご紹介してきました。パナソニックグループの創業者であり経営の神様、松下幸之助氏の経営観や精神に触れ、学びを得ることができる施設ですのでおすすめです!実際、三重県鈴鹿市の椿大神社には松下社があり、御祭神として松下幸之助命として祀られています。松下翁は「経営の神様」として神格化され、国家繁栄、業績向上、立身出世、妙案着想の御神徳を発揚され、経営者をはじめ多くの人々が参拝されています。下記に周辺スポット等、関連情報がありますのでご参考ください。