大阪府の東大阪市で、近鉄石切駅より石切劔箭神社へ下ってゆく参道途中に鎮座する大仏です。和食やイタリアンレガーロなどのレストランが入っている、「テラス石きり」も前にあります。では、さっそくレポートしていきますね!
【石切大仏について】
大阪府東大阪市石切に鎮座する石切大仏は、1914年に石切にて創業した阪本漢方製薬(旧:阪本ふさ製薬所)の四代目当主の阪本昌胤氏が1972年に石切山大仏寺を創建し、1980年に石切大仏を建立されました。大仏は高さ6m、台座を含めると8mあります。いったいどれぐらいの大きさか奈良と鎌倉の大仏と比較してみましょう。
【大仏像の大きさ】
石切の大仏様の大きさについてですが、わかりやすく奈良と鎌倉の大仏様と比較表にしてご紹介いたします。
大きさ(高さ)約 | 石切 | 鎌倉 | 奈良 |
像高(仏像) | 6m | 11m | 15m |
台座 | 2m | 2m | 3m |
仏像と台座合わせて | 8m | 13m | 18m |
重さは石切の大仏様(阿弥陀如来)が120トン(内、仏像8トン)、鎌倉の大仏様(阿弥陀如来)が121トン、奈良の大仏様(毘盧遮那仏)は250トン。
【雰囲気】
日本で三番目、名所石切大佛となっています。
手水舎にも阪本昌胤氏の名前が刻み込まれています。
【阪本昌胤氏について】
石切大仏を建立された阪本昌胤氏のご先祖は和歌山県の藩士で、勲五等、正六位とされています。1914年に石切にて創業した阪本漢方製薬(旧:阪本ふさ製薬所)の四代目当主となった阪本昌胤氏は、1969年に万博を記念して大阪府に2,000万円寄付され、府民の森に桜を10,000株植樹し、阪本の山桜の森と名付けられました。1971年には天皇皇后訪欧を記念し、東大阪市に3,000万円寄付され老人ホームを建設。1972年に交通事故防止の為、道路用地を東大阪市に寄付。同年に石切山大仏寺を創建し、1980年に石切大仏を建立。1981年に阪本の山桜の森に記念碑を建立し、大阪府知事や東大阪市長らが列席のもと除幕式を拳行されたとあります。
【石切大仏 基本情報】
住所 | 大阪府東大阪市東石切町3-11-30 |
【アクセス】
車 | 阪神高速東大阪線の水走出口を東へ約3キロ |
近鉄奈良線 | 石切駅より下り約10分 |
けいはんな線 | 新石切駅より上り約30分 |
【地図】
【グッドポイント】
大阪で大仏様に手を合わせることができる | 近くに大阪平野を一望できるテラスがある |
阪本昌胤氏の功績を知ることができる | 石切参道を歩く楽しみの一つ |
【まとめ】
自己顕示欲が強いように見受けられる阪本昌胤氏ですが、石切の向上、東大阪市の発展に貢献されたことには間違いはございません。お金の使い道が沢山ある中で、大仏を建立するという偉業を成し遂げられたわけですから。石切まで行かれた際は、是非チェックしてみてください!
【周辺スポット】
テラス石きり、イタリアンレガーロ
パティスリー、シェ・アオタニ