東大阪市の宝！河内国一之宮 枚岡神社の魅力

おでかけぶろぐ管理人lago

大阪府東大阪市に鎮座する枚岡神社。主祭神として祀られている天児屋命は、天岩戸の神話や天孫降臨にも登場する神で、創祀は神武天皇が即位される3年前。官幣大社として、占いの神、祭りの神としても知られ、秋には大阪を代表する大規模な祭「秋郷祭」が開催されています。

【枚岡神社について】

初代天皇である神武天皇が即位された年を日本の元年(紀元前660年)とされていますが、枚岡神社は元年より3年前。紀元前663年に創祀。社格は「旧官幣大社」で、日本全国80,000社以上ある神社の中で60社ほどしかない格式高い神社です。(※旧官幣大社に列した明治4年当時は数十万社あった神社中、官幣大社は29社のみ)東大阪という土地柄もあるかもしれませんが、気取らず地域の人々から親しまれている神社で、ハイキングに行かれる方も気軽に参拝されています。

【御祭神】

主祭神の天児屋根命(マメノコヤネノミコト)をはじめ、妃神の比売御神(ヒメミカミ)、経津主命(フツヌシノミコト)、武甕槌命(タケミカヅチノミコト)が祀られています。

摂社の若宮社では、天児屋根命と比売御神の間に生まれた天押雲根命(あめのおしくもねのみこと)が祀られています。

【御神徳】

河内国一之宮として格式高く、御神徳は国家安泰、家内安全、夫婦和合、開運招福。

天児屋根命を祖とする一族が「平岡連(ひらおかむらじ)」と呼ばれるようになり、後に中臣氏の氏神に。中臣氏の祖神であることから藤原氏の氏神としても信仰されています。

【元春日平岡大社】

奈良に「春日大社」を創建した際には「枚岡神社」より分霊勧請されていることから、枚岡神社は「元春日」ともいわれています。また、天児屋根命を祖とする一族が「平岡連(ひらおかむらじ)」と呼ばれるようになったことから枚岡神社は「元春日平岡大社」とも。

【御祈祷】

お子様の「命名」で命名書を発行されている他、祈祷はお宮参り「初宮」詣、「安産」詣、「七五三」詣をはじめ、「家内安全」、「身体健康」、「病気平癒」、「厄除」、「災難除」、「交通安全」（車・バイクのお祓い）、「合格」、「必勝」、「良縁」、「神恩感謝」、「心願成就」など。出張では「地鎮祭」、「上棟祭」なども対応されています。

【枚岡神社と鹿の関係】

枚岡神社で気づくのは「鹿」。理由はご祭神の武甕槌命が神鹿に乗り旅立たれたことから、「鹿」は神の使いとされ、鹿島神宮では武甕槌命が主祭神となっています。

奈良公園に「鹿」が沢山いるのもお気づきかもしれませんが、同じ理由です。奈良公園の一部は、枚岡神社より分霊勧請されている春日大社の境内でもあり、神の使いとされる「鹿」は天然記念物に指定され、文化財保護法により手厚く保護されています。

【枚岡梅林】

枚岡神社には梅林もあり、「かおり風景100選」にも入いる名所となっています。

【秋郷祭】

秋の収穫を歓ぶ氏子が、枚岡大神に感謝の心を捧げる為に開催されてきた秋郷祭。

布団太鼓が担がれ、枚岡神社へと奉納される大阪を代表する秋祭りです。

23台もの布団太鼓が宮入奉納され、とても華やかなお祭りです。

屋台もずらりと並び、多くの人で賑わいます。

【ハイキングルート】

受付所前の階段を下りると「ハイキングコース」の入口です。枚岡神社奥宮 神津嶽本宮や生駒山頂を目指す「神津嶽コース・摂河泉コース」に繋がります。

【枚岡神社奥宮 神津嶽本宮へ】

【あじさい園へ】

【枚岡神社　基本情報】

【アクセス】

近鉄奈良線「枚岡駅」下車すぐ

お食事は隣の「瓢箪山」や「石切」での観光もオススメです。

【駐車場】

40台ほどの無料駐車場が完備されており、利用時間は9時から16時。土日は祈祷される方が優先されるため、電車がおすすめです。

【地図】

【まとめ】

枚岡神社の御祭神、ご神徳、元春日平岡大社、御祈祷、枚岡神社と鹿の関係、枚岡梅林、秋郷祭、ハイキング、アクセス、駐車場などについてご紹介してきました。新たな気づきによって、おでかけがより楽しいものになれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございます。下記に関連情報がございますので、ご覧ください。