祇園さんと親しまれる古社、八坂神社。拝観料は無料で、様々な重要文化財を観ることができます。日本三大祭りのひとつ、祇園祭は平安時代から続いており、主祭神のスサノヲノミコトをはじめ、境内には様々な神様が祀られている京都を代表する神社です。では、ご利益等ご紹介していきましょう。
【八坂神社について】
祇園さん、八坂さんと親しまれている八坂神社。656年にスサノヲノミコトを祀ったのが起こりといわれています。日本三大祭り(京都の祇園祭・大阪の天神祭・東京の神田祭)のひとつ、祇園祭は7月に行われる八坂神社の祭礼で、平安時代より毎年行われており、大晦日の夜から元旦にかけて行われる「をけら詣り」は、新年の無病息災を祈るもので、毎年多くの人でにぎわいます。
【八坂神社の入口】
八坂神社の入口は本殿がある南楼門で、初詣など混みあう時は南側から入る方が良いですが、観光でしたら四条通の東突き当りにある西楼門の鳥居が有名で、記念撮影にもおすすめです。
西楼門には、平安時代の護衛役である随身の木像が2体設置されています。では、ここから本殿まで様々な摂社、重要文化財が並びますので順番にご紹介していきましょう。
【疫神社】
蘇民将来命を御祭神とする疫神社。
疫病封じの御利益で知られています。
本殿・社務所方面へ。
【芸能の神・太田社】
猿田彦神、天鈿女命を御祭神とする太田社・白髭社。
芸能の神とされ、芸能人の方々がお参りされています。
【商売繁昌の神・祇園えべっさん】
毎年1月9日~10日に行われる祇園のえべっさんには、商業の営む人々が参拝されています。
【縁結びの神・大国主社】
社務所の向かいにある大国主神社。
心優しい大国主命は縁結びの神として祀られています。
大黒さまと因幡の白兎
【八坂神社 本殿】
いよいよ八坂神社の本殿です。
日本最大級の神殿である八坂神社は、2020年に国宝建造物に指定されています。
400坪に及ぶ広さと15mもの高さがある建築物は祇園造と呼ばれています。
平安時代初期に藤原基経公がこの地に観慶寺感神院を建て、本殿を設けたのがはじまりともされています。
本殿、主祭神のスサノヲノミコトは無病息災・厄除け・災難除けなど様々な御利益をもたらすとされています。
ここからは本殿からさらに奥へと進んでいきます。
【忠盛燈籠】
白河法皇が鬼のようなものを見て平忠盛に討ち取るよう命じられたが、忠盛は鬼の正体を見定めて生け捕りにした。すると、鬼ではなく祇園の社僧であった。この燈籠はその時のものといわれています。後、平忠盛の子である平清盛は後白河天皇の信頼を得て、平氏の全盛期を築くことになります。
【悪王子社】
スサノヲノミコトの荒魂を祀る神社。
悪いという字が入っておりますが、「強力」という意味を持ち、スサノヲノミコトの勇猛で強い魂を祀っている神社です。
【美容の神・美御前社】
美容の神として信仰があり、女性や美容関連の方々が参拝されている神社です。
神社の前には御神水「美用水」が湧き出ており、肌に数滴つけると身も心も綺麗になると伝えられています。
【日吉社】
八坂神社の末社で、御祭神は大山咋神と大物主神。八坂神社の北東に位置し、京都の鬼門を獲る方位除けの神様です。
【十社】
本殿の西側に位置し、神様が10社並んでいます。
右から多賀社、熊野社、白山社、愛宕社、金峰社、春日社、香取社、諏訪社、松尾社、阿蘇社が並んでいます。
【円山公園】
八坂神社は円山公園内にございます。円山公園は京都市内で最も歴史のある公園で、国の名勝にも指定されています。是非この機会に円山公園内を歩いてみて下さい。
【八坂神社 基本情報】
住所 | 京都府京都市東山区祇園町北側625 |
電話番号 | 075-561-6155 |
HP | 八坂神社の公式ホームページ |
【地図】
【まとめ】
八坂神社内の本殿、摂社末社の御利益や重要文化財などをご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。京都に足を運ばれた際は是非、京都祇園 八坂神社で参拝なさってください。最後までご覧いただきありがとうございます。下記に関連情報がございますので、御覧ください。