しまなみ海道の大三島に鎮座する大山祗神社。全国に1万とある山祗神社の総本社で、主祭神の大山積大神は天照大神の兄神、山と海の守護神として知られています。しまなみ海道、大三島に行くなら外せないスポットです。では、さっそくレポートしていきましょう。
【大山祗神社アクセス】
愛媛県今治市、しまなみ海道の大三島ICから車で約15分。道の駅、御島の入口が目印。
【駐車場】
道の駅、しまなみの駅御島に大山祗神社ご参拝無料駐車場があります。市営駐車場や道の駅に無料で駐車できるスペースが50台ほどありますが、お昼ごろになると満車になるときもあります。
おみやげ屋さんの専用駐車場もありますので、ご注意ください。
【駐車場から神社正門へ】
駐車場から随所に看板があり、神社正門まで案内されています。
道の駅から正面鳥居に向かって歩きます。
【大山祗神社前にある人気店大漁】
神社前にある海鮮丼で有名な「大漁」さん。低価格でボリュームある海鮮丼を求めて行列ができる人気店です。11時半に開店しますが、9時半ごろ店頭に名前を書くプレートが設置されます。店内は30席ありますので、30人以内で入れそうなら名前を記入して11時半に戻ってくるのも手です。ただ、開店前に着いても1巡目(30人以内)で入れそうになければ諦めた方がいいかもしれません。行列に並ぶと最低でも30分以上時間を費やすることになり、観光する時間が短縮されてしまいますのでご注意下さい。後ほど、キャパがありバタバタしなくても食事ができるお店もご紹介していきますね!
【神社正面鳥居】
神社の正面、鳥居に着きました。途中寄り道をしなければ、駐車場から徒歩3~5分程度で行けるかと思います。
【大山祗神社ご案内】
朝は太陽の神々しい光が入ってきます。
いよいよ大山祗神社の正面、鳥居から本殿に向かって歩いていきますね。
【大山祗神社由緒】
日本総鎮守である大山祗神社は、瀬戸内海の景勝地である芸予海峡の中央に位置し、島々に囲まれた国立公園大三島の楠群に覆われた境内に鎮座しています。天孫降臨(天照大神の孫、天孫とも称される瓊瓊杵尊が、神勅を受け三種の神器を携え地上へ向かった) 際、大山積大神は自分の娘である木花開耶姫を瓊瓊杵尊の后妃としました。建国の大神であり同時に和多志大神と称され地神、海神兼備の霊神である大山積大神は古来日本総鎮守として大三島に御鎮座されています。全国に奉斎される大山祗神社、三島神社の総本社であり、大山祗神社宝物館に奉納されてきた数万点に及ぶ宝物類を蔵する国宝の島でもあります。四季を通じて全国から大山祗神社へ参拝に、多くの人が訪れています。
【総門】
総檜造りの総門は12mあり、迫力あります。
総門の反対側。朝は太陽の光があたり、とても美しいです。
【馬神社と神馬舎】
【御棧敷殿】
御棧敷殿では、御田植祭6月2日頃(旧暦5月5日)と抜穂祭10月2日頃(旧暦9月9日)を斎行しています。
御棧敷殿の前には昭和天皇の在位60年記念碑 があります。
【斎館】
旧社務所で、現在は籠って祈願する参籠や身を清める潔斎を行っています。
【天然記念物 雨乞の楠】
天然記念物である能因法師 雨乞の楠は、樹齢3,000年を超える日本最古の楠です。第70代天皇(在位1045~1068年)後冷泉天皇の御代、伊予国守 藤原範国は能因法師を使者として祈雨の為参拝させました。その時「天の川苗代水にせきくだせ天降ります神ならば神」と詠じ幣帛に書付け祈請したところ、伊予国中に3日3夜雨が降ったと金葉和歌集で伝えられています。
【社務所】
【天然記念物 大楠】
小千命の御手植えと伝承される樹齢2600年を超える天然記念物の大楠。幹回りは11m、根周20m、高さ15.6mあり、周囲を息を止めて3周回ると願いが叶うと伝えられています。
【手水舎】
【伊藤博文公記念植樹】
日本の初代総理大臣である伊藤博文が参拝した際、記念に植樹した楠木。
【十七神社】
室町時代の建造物ですが、平安様式が残されている長棟造。愛媛県指定有形文化財に指定されており、内陣には重要文化財指定の神像群が鎮座しています。
【神門】
神門の先は拝殿、本殿があり全国からお越しになっている人々が参拝されています。
【御祭神 大山積大神について】
大山祗神社の御祭神である大山積大神は、天照大神の兄神で山の神々の親神にあたります。瓊瓊杵尊の皇妃となられた、木花開耶姫の父神でもあり、日本民族の祖神として、また和多志大神として海の守護神でもあります。地神・海神兼備の大霊神である大山積大神は、日本の国土全体を守護し給う神であるところから、古代より日本総鎮守と尊称されています。
【宝物館巡路】
宝物館巡路は、拝殿からすぐの祈祷受付所の隣にあります。
宝物館へは案内印があります。
大山祗神社の楠木群は、日本最古の原始林社叢の楠群として、1951年に国の天然記念物に指定されています。
宝物館へは少し階段があります。
【大山祇神社宝物館・大三島海事博物館受付 拝観料一覧】
大山祇神社宝物館・大三島海事博物館受付で料金を支払って入館します。
開館時間は午前8時半から午後5時(最終受付は4時半まで)無休、所要時間は約1時間程度です。
大人 | 1,000円 |
大学・高校生 | 800円 |
中学・小学生 | 400円 |
団体割引・地元愛媛県民のシルバー割引等もありますので、証明書を持参するのを忘れないようにお気をつけください。
大山祇神社宝物館・大三島海事博物館の共通入館チケットになります。
【左が大山祇神社宝物館・右が大三島海事博物館】
海事博物館側に出口がありますので、先に左の宝物館を見学してから海事博物館に行く方が効率が良いと思います。
大山祇神社宝物館・大三島海事博物館それぞれ入館するのにスリッパに履き替える必要があります。シューズロッカーは無料となっていますが、100円玉を入れて鍵をかけます。靴を取り出すときに100円は戻ってきますので、忘れないようにお気を付けください。
【大山祇神社宝物館】
館内は撮影禁止ですが、ポスターのみ可能とのことで許可を得て撮影させていただきました。
【奉納された国宝】
武士からも信仰を集めていた大山祇神社には、多くの宝物が奉納されています。
伊予守であった源義経や、同じく清和源氏で四国中国地方の南朝総大将で伊予国分寺にて生涯を閉じた脇屋義助、後醍醐天皇の皇子で鎌倉宮の御祭神である護良親王などの刀や鎧が奉納されており、こちらで展示されています。
【海事博物館】
宝物館を出て、次は海事博物館に向かいます。
こちらでもスリッパに履き替え入館します。
館内には生物学者として海洋生物などの研究をされた昭和天皇が愛用された船「葉山丸」が保存されています。その他、村上水軍の貴重な船の設計図などもあります。
大山祇神社の海事博物館を出て左側に出口があります。1度出ると中には入れませんので、ロッカーの100円などの取り忘れがないかなど十分ご確認の上、出て下さい。
【お食事・お土産処】
大山祇神社を出ると「せとうち茶屋」の看板があります。左に2分ほど歩いていくとお食事・お土産処「せとうち茶屋」があり、店内も広く入りやすいので、こちらで食事をするとスムーズに観光が楽しめると思います。
店内は50席あり広々。15名以上で事前に予約する大山祇神社のガイドもしてくれるようです。
愛媛県の県魚といえば鯛。名物の鯛めし御膳がオススメですが、入店が早ければ数量限定の海鮮丼も限定メニューとしてありますので、海鮮丼をお考えの方はお店の方にまだあるか確認してみてください。
【大山祇神社 基本情報】
住所 | 愛媛県今治市大三島宮浦3327 |
電話番号 | 0897-82-0032 |
営業時間 | 8時半~17時(入館16時半迄) |
料金 | 神社のみは無料 |
宝物館料金 | 大人1,000円、大学高校800円、小中学400円 |
割引料金 | 団体・愛媛県民のシルバー身分証要提示 |
アクセス | しまなみ海道の大三島ICより車で約10分 |
駐車場 | 無料完備 |
【地図】
【グッドポイント】
大積大神や歴史について学べる | 日本最古の楠木がある |
息をとめて3周回ると願いが叶うという楠木がある | 国宝を見ることができる |
【まとめ】
天照大神の兄神である大山積大神を祀る大山祇神社。大山積大神の子孫である小千命が四国に渡り、治安を司っていたときに大三島を神地としたことに始まり、神聖な島として「御島」としたと伝えられています。大山祇神社では天然記念物に指定されている楠群や数々の武将が奉納した刀剣、甲冑などもあり、見ごたえあります。しまなみ海道の観光には外せないスポットだと思います。
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