
はじめに「万博が残したレガシー」の行方
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに2025年に大阪の夢洲で開催された、大阪・関西万博。

【45回通い詰めた筆者の永久保存版】
2025年4月13日から10月13日までの熱狂は終わりを迎えましたが、夢と希望を与えてくれた万博の技術や伝統は、閉幕後、それぞれの新たなる場所へと「レガシー(遺産)」として散りばめられました。

私は開幕から閉幕まで毎週夢洲に通い、合計45回訪問。カメラとスマホで全記録を撮影し続けたのは、万博を体験できなかった方にもこの感動を残したいと強く思ったからです。

この記事では、その散りばめられたレガシー情報をゾーンごとに整理し、「当時のリアルな体験記事(動画付き)」へのリンクと併せてお届けします。万博ロスの方、入館された方もそうでない方も、ぜひ当時の熱狂を追体験し、レガシーの行方をチェックしてみてください!
会期中(2025年4月13日〜10月13日)の全イベントの詳細な記録は、 【完全版】大阪・関西万博コンプリートガイドにて保存していますので以下をご覧ください。
万博BGMを聴きながら見ると、より楽しめます(外部サイトへ)
【予約困難だったパビリオンTOP5を追体験】
こちらでは、会期中、特に予約が困難で大きな話題を呼んだパビリオンの体験を凝縮してご紹介しています。写真や動画で「あの感動をもう一度」追体験したい方は、詳細記事をご覧ください。
いのちの未来

ロボット工学の第一人者、石黒浩氏プロデュースによる、万博のテーマを最も深く掘り下げたパビリオン。物理的な制約を超えたいのちの可能性、そして「人生の最期の選択」として「記憶をアンドロイドに移し、生き続けるか」という究極の問いを突きつけられ、自己同一性について深く考えさせられました。

筆者が万博の「メインパビリオン」と呼ぶにふさわしいと個人的に感じた、必見の場所です。
👉 魂を揺さぶる当時の記録と動画付き記事はこちら https://odekake.blog/expo2025-inochinomirai/
NTTパビリオン

次世代情報通信基盤「IOWN」の空間伝送技術を駆使した、世界初のリアルタイム3D空間伝送体験!3Dメガネを装着すると、目の前に世界的ユニットPerfumeが登場。立体映像だけでなく、振動もリアルタイムに伝送する衝撃のパフォーマンスに会場中が感動しました。

1970年の大阪万博記念公園とNTTパビリオンをIOWNで繋いだ、時空を超えたコミュニケーションの未来を体験できました。
👉 Perfumeの衝撃パフォーマンス!動画付き追体験記事はこちら https://odekake.blog/expo2025-ntt-pavilion/
GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION(ガンダムパビリオン)

「宇宙世紀」の設定に基づき、夢洲ターミナルから軌道エレベーターで宇宙ステーションへ移動する、壮大なストーリーと臨場感あふれる体験。ガンダムが描いてきた未来の暮らしをリアルに描き出しました。

屋外には、宇宙へ手を差し伸べる約17mの実物大ガンダム像が登場し、圧倒的な迫力で多くの来場者が記念撮影を楽しみました。
👉 大迫力のガンダム像!当時の記録と動画付き記事はこちら https://odekake.blog/expo2025-gundam-pavilion-reservation/
住友館

「人と森、あらゆる生命が響き合う豊かな未来」がテーマ。ヒノキやスギの木材を多用した象徴的な外観が特徴で、来場者に手渡された「風の力が宿ったランタン」を森に持ち込み、マザーツリーに届けるという、参加型の感動的な物語体験でした。

私が万博を巡った中で、特に印象に残ったパビリオンのひとつです。
👉 感動的なストーリー!当時の記録と動画付き記事はこちら https://odekake.blog/expo2025-sumitomo-kan/
ガスパビリオン「おばけワンダーランド」

「化けろ、未来!」をコンセプトに、XRゴーグルを装着して未来のエネルギーについて楽しく学べるエンターテインメント施設。可愛いおばけに変身し、欲張りおばけの「キング・C・オーツ」をやっつけるというストーリーで、子供から大人まで夢中になりました。

CO2をリサイクルしてつくるe-メタンの仕組みなど、難しいテーマを遊びながら知識が身につく画期的な展示でした。
👉 XRゴーグルで変身!当時の記録と動画付き記事はこちら https://odekake.blog/expo2025-gas-pavilion-obake-wonderland-guide/
「ゾーン別レガシー情報」当時の記録とあわせてご覧ください
万博会場の動線に合わせ、東ゲートから入場し、大屋根リング沿いを巡る順でご紹介します。

東ゲートゾーン
東ゲートゾーンは、地下鉄「夢洲駅」から直結する万博のメインゲート。日本を代表する企業や自治体のパビリオンが立ち並びました。

当時の様子をそのまま残している東ゲートゾーンの体験記事は以下になります。 当時の東ゲートゾーン体験記事へ
注目施設「大阪ヘルスケアパビリオン」

「レガシー情報」令和4年3月に策定された基本計画に基づき、建物の一部を残すこととしています。また夢洲に行くのが楽しみですね!

「当時の体験記事」 大阪ヘルスケアパビリオンの記録へ

【アフター万博の今】
万博出展企業が手がける「別世界」へ!

リングサイドマーケットプレイス東に出展していたドイツビールと洋食の店『PAULANER IMBISS』などを運営した丸兆さん。万博での賑わいを創り出したこの企業が、大阪府茨木市で全長420m日本最長のつり橋がある絶景スポットのレストランやショップをプロデュースしています。

万博グルメで感動を与えてくれた企業が、今度は大自然の中で特別な空間を提供。「アフター万博」を彩る新たな魅力です。
👉 【アフター万博】絶景つり橋ガイド!GRAVITATE OSAKAの詳細
このゾーンの全パビリオンの移設先や実店舗の詳細は、以下をご覧ください!【東ゲートゾーン レガシー徹底追跡記事】
エンパワーリングゾーン
大屋根リングの内側、東部に位置し「いのちに力を与える(Empowering Lives)」に関連し、技術や文化の力で人々の可能性を広げる展示を行う海外パビリオンが集まりました。

当時の様子をそのまま残しているエンパワーリングゾーンの体験記事は以下になります。 当時のエンパワーリングゾーン体験記事へ
注目施設「フランスパビリオン」

「レガシー情報」展示されていた樹齢1000年とされるオリーブの木は日本に継承されることになりました。

10月23日に入札受付開始が発表されましたので、日本のどこに行くか楽しみですね!

「実店舗情報」1階にあったブーランジェリー メゾンカイザーは都内および全国に約30店あります。

「当時の体験記事」 フランスパビリオンの記録へ
ノルディック・サークル北欧館【食と空間のレガシー:Keitto】

大阪・大東市にある「Keitto(ケイット)」にて、パビリオンで実際に使用されていた家具やボードが展示され、当時のパンやクッキーが楽しめます。空間ごと万博の思い出を追体験できる貴重な施設です。


このゾーンの全パビリオンの移設先や実店舗の詳細は、後日公開する【エンパワーリングゾーン レガシー徹底追跡記事】にて徹底的にご紹介します。どうぞご期待ください!
コネクティングゾーン
大屋根リングの内側、北部に位置し、「いのちをつなぐ(Connecting Lives)」を体感できる海外パビリオンが多く集まりました。

当時の様子をそのまま残している「コネクティングゾーン」の体験記事は以下になります。 当時のコネクティングゾーン体験記事へ
注目施設「スペインパビリオン」

「レガシー情報」感動のフラメンコショーは志摩スペイン村(パルケエスパーニャ)でも楽しめます!

万博で最も予約が困難だったレストランの一つ「エチョラ」。あの情熱的なバスク料理の感動を、大阪・本町の実店舗で再び味わうことができます。 ▶︎ [大阪・本町「エチョラ」の食レポと詳細はこちら]

「当時の体験記事」 スペインパビリオンの記録(フラメンコ動画付き)へ / エチョラ体験記事へ

注目施設「モナコパビリオン」

パビリオンのシンボルであり、平和の象徴でもあった「樹齢数百年のオリーブの木」。

閉幕後、この貴重な巨木は大阪市内の「鶴見緑地(山のエリア)」へと移植されました。1990年の花博の歴史が息づく地で、万博のレガシーが次世代へと受け継がれています。
▶︎ [モナコ・オリーブの木の移植先(鶴見緑地)を詳しく見る]
このゾーンの全パビリオンの移設先や実店舗の詳細は、後日公開する【コネクティングゾーン レガシー徹底追跡記事】にて徹底的にご紹介します。どうぞご期待ください!
セービングゾーン
大屋根リングの内側、西部に位置し、「いのちを救う」をテーマに、医療や環境技術を学べるエリアです。

当時の様子をそのまま残している「セービングゾーン」の体験記事は以下になります。 当時のセービングゾーン体験記事へ
注目施設「ベルギーパビリオン」

「実店舗情報」パビリオンの人気レストラン「REVIVE」を運営していたのはBelgian Brasserie Courtで、東京や大阪に実店舗があります。


「当時の体験記事」ベルギーパビリオンの記録へ / REVIVE体験記事へ

このゾーンの全パビリオンの移設先や実店舗の詳細は、後日公開する【セービングゾーン レガシー徹底追跡記事】にて徹底的にご紹介します。どうぞご期待ください!
西ゲートゾーン
大屋根リング外側、西部に位置し、主にシャトルバスの乗降口となった企業パビリオンが集まるエリアです。

当時の様子をそのまま残している「西ゲートゾーン」の体験記事は以下になります。 当時の西ゲートゾーン体験記事へ
注目施設「PASONA NATUREVERSE」

「レガシー情報」オランダパビリオンと共に、淡路島に移設される計画です。

「当時の体験記事」 PASONA NATUREVERSE(iPS細胞)の記録へ

このゾーンの全パビリオンの移設先や実店舗の詳細は、後日公開する【西ゲートゾーン レガシー徹底追跡記事】にて徹底的にご紹介します。どうぞご期待ください!
フューチャーライフゾーン
会場の最西端に位置し、「未来社会の実験場(People’s Living Lab)」を具現化するゾーンです。

当時の様子をそのまま残している「フューチャーライフゾーン」の体験記事は以下になります。 当時のフューチャーライフゾーン体験記事へ

注目施設「モビリティエクスペリエンス(空飛ぶクルマ)」

「レガシー情報」2025年10月30日~11月9日に開催されるジャパンモビリティショー2025(東京ビッグサイト)で、空飛ぶクルマが展示される予定です。

「実店舗情報」フューチャーライフゾーンにあった「くら寿司」は全国で営業中。

「当時の体験記事」 空飛ぶクルマの記録へ / くら寿司体験記事へ
このゾーンの全パビリオンの移設先や実店舗の詳細は、後日公開する【フューチャーライフゾーン レガシー徹底追跡記事】にて徹底的にご紹介します。どうぞご期待ください!

シグネチャーゾーン

会場中央に位置し、8人の著名なプロデューサーが手掛けた「いのち」を深く考えるための特別なエリアでした。

当時の様子をそのまま残している「シグネチャーゾーン」の体験記事は以下になります。 当時のシグネチャーゾーン体験記事へ

注目施設「シグネチャーパビリオン・いのちの未来」

「レガシー情報」展示されていたアンドロイド7体が京都府に譲渡され、木津川市精華町の「けいはんなオープンイノベーションセンター」で展示される予定です。

「当時の体験記事」 「いのちの未来」の記録へ

このゾーンの全パビリオンの移設先や実店舗の詳細は、後日公開する【シグネチャーゾーン レガシー徹底追跡記事】にて徹底的にご紹介します。どうぞご期待ください!
静けさの森ゾーン

大屋根リング中央に位置し、喧騒から離れてゆったりと過ごせるエリアでした。

当時の様子をそのまま残している「静けさの森ゾーン」の体験記事は以下になります。 当時の静けさの森ゾーン体験記事へ
注目作品とグルメ


【レガシー情報】静けさの森は、万博閉幕後も夢洲に残されることが決まっています。

「実店舗情報」 静けさの森にあったスシローは全国で営業中。
「当時の体験記事」 ピエール・ユイグの作品の記録へ / スシロー未来型万博店の記録へ


万博会場で癒やしの空間を提供した「らぽっぽファーム」の建物が、茨城県行方市へ。2026年春のオープンに向けた、まさに「現在進行形」のレガシーを追跡しました。
会期中、圧倒的な人気を誇った「くくる」と「らぽっぽ」。その魂は今、茨城県の「なめがたファーマーズヴィレッジ」へと引き継がれています。建物やフードトラックが実際に移設されている様子は、個別記事で詳しく解説! ▶︎ [茨城・なめがたファーマーズヴィレッジ取材記を見る]
このゾーンの全パビリオンの移設先や実店舗の詳細は、後日公開する【静けさの森ゾーン レガシー徹底追跡記事】にて徹底的にご紹介します。どうぞご期待ください!
カーボンサイクルファクトリー(管理区域)

管理エリアにあったカーボンリサイクルファクトリーは、CO₂循環技術の最前線を体験できる未来の工場でした。

当時の様子をそのまま残している「カーボンサイクルファクトリー」の体験記事は以下になります。 当時のカーボンサイクルファクトリー体験記事へ
注目施設「RITE未来の森」

「レガシー情報」本部を京都府木津川市に置くRITEは、定期的にイベントや見学会を開催しています。

「当時の体験記事」 RITE未来の森の記録へ
イベント&スペクタクルショー(特別枠)

イベント&スペクタクルショーは、万博の夜を彩る必見のイベントでした。

【レガシー情報】「アオと夜の虹のパレード」のムービーは公式サイトでご覧いただけます。映画化も期待したいですね!
「当時の体験記事」 イベント&スペクタクルショーの記録へ
筆者の特別体験記と最後の物語(45回の夢洲通いを終えて)

ここでは、筆者自身が万博を経験した中で最も特別な瞬間、そしてこの偉大なイベントに別れを告げた最終日の個人的な記録をまとめました。万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」のその先にある「夢」の重要性を考察する、筆者の情熱が詰まった物語です。

【大阪・関西万博】45回の夢洲通い。半年間、夢中にさせてくれた万博、来場予約できた最後の日に私が選んだ行動と「いのちの答え」 https://odekake.blog/expo2025-my-45th-day-complete-answer/

【大阪・関西万博】両親の一大冒険記!感動と驚きの一日 https://odekake.blog/expo2025-parents-day/
特別なレガシー「夢洲に残る大屋根リング」

万博のシンボルであった大屋根リングは、一部(約200メートル)が残され、公園として整備される予定です。

この残された場所が、会場の北東で、古来より「鬼門(きもん)」とされる方角にあたります。

奇しくも、この巨大なリングの一部が、万博の魂を宿したまま夢洲に残ることで、未来永劫、この地を災害や悪しきものから守護する「守り神」のような役割を担うことになるでしょう。

それは、まさに万博のテーマであった「いのち輝く未来社会のデザイン」が、夢洲に刻まれた最もドラマチックなレガシーと言えます。

未来の夢洲を訪れる際、このリングにそっと手を触れて、万博の魂を感じてみてください。

最後に「ビフォー夢洲からアフター夢洲へ」

夢洲は、2030年秋に開業予定のカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の建設が進み、国際観光拠点とする構想で再開発が計画されています。

【追体験】いざ夢洲へ!あの感動の車内放送

万博会場への移動中、地下鉄車内で流れたあの「次はいよいよ夢洲です!」のアナウンス。車内では公式テーマソング「この地球(ほし)の続きを」(コブクロ)が流れ、期待が最高潮に達する、来場者共通の特別な体験でした。

ここでは、その時の臨場感を追体験できる動画をご紹介します。この動画を見れば、万博へ向かう高揚感がきっと蘇るはずです。
コスモスクエアから夢洲駅に着く前のアナウンス「いよいよ夢洲!」
ご覧の皆さんも、また夢洲に戻りたい気持ちが大きいと思います。どんな夢洲になるのか楽しみですね!

ここまでビフォー夢洲をご紹介してきましたが、アフター夢洲の詳しいレガシー追跡記事も順次作成・公開していきます。



